大阪市立阿倍野小学校

大阪市立阿倍野小学校について

大阪市立阿倍野小学校は、大阪府大阪市阿倍野区に存在する公立の小学校です。この学校は、阿倍野区の中心部に位置しており、運動場がある側には道路が挟まれています。近隣の住民にとって、地域に密着した学びの場として重要な役割を果たしています。

学校の歴史

阿倍野小学校は、1923年7月23日に設立されました。当初は「東成郡天王寺第六尋常小学校」という名前でしたが、1925年に天王寺村が大阪市に編入されたことを受けて、学校名が「大阪市阿倍野尋常小学校」に変更されました。設立当初は尋常科のみの構成でしたが、1939年には高等科が併設され、「大阪市阿倍野尋常高等小学校」と改称しました。

その後、1941年には、国民学校令により「大阪市阿倍野国民学校」と名を改め、高等科が分離して「大阪市昭和国民学校」と独立しました。昭和国民学校は1947年に学制改革によって廃校となり、その跡地は大阪市立阿倍野第一中学校の敷地に転用されました。その後、阿倍野中学校が設立されるなど、地域教育は進化を遂げています。

学校の周りは、児童数の増加に対応するため、校区の一部が再編されており、1929年には大阪市立長池小学校、1940年には大阪市立阪南小学校、1951年には大阪市立苗代小学校が新設されています。また、大正時代には現在の西運動場に天王寺高等女学校があり、教育機関の発展と変遷が見られます。

年表

• - 1923年7月23日: 東成郡天王寺第六尋常小学校として開校。
• - 1925年4月1日: 大阪市に編入に伴い、大阪市阿倍野尋常小学校に改称。
• - 1929年: 一部校区を大阪市立長池小学校の校区に変更。
• - 1939年: 高等科を併設し、大阪市阿倍野尋常高等小学校に改称。
• - 1940年: 一部校区を大阪市立阪南小学校の校区に変更。
• - 1941年4月1日: 大阪市阿倍野国民学校に改称。
• - 1941年11月1日: 高等科が大阪市昭和国民学校として分離。
• - 1944年8月: 和歌山県へ集団疎開。
• - 1947年4月1日: 大阪市立阿倍野小学校に改称。
• - 1951年4月1日: 一部校区を大阪市立苗代小学校校区に変更。
• - 1996年: 大阪府教育委員会から体力づくり優秀校に認定。
• - 1997年10月: 大阪府の発明くふう展にて学校賞を受賞。
• - 1999年5月: 全日本学校緑化コンクールに入賞。

通学区域と進学先

通学区域は主に大阪市阿倍野区の王子町2丁目、3丁目、阪南町2丁目、3丁目です。卒業生の多くは大阪市立阿倍野中学校へ進学します。

学校アクセス

交通面では、地下鉄御堂筋線の昭和町駅から南西へ約500メートル、地下鉄谷町線の文の里駅から南西へ約900メートル、阪堺電気軌道上町線の東天下茶屋停留場から東へ約500メートルの位置にあり、通学にも便利な立地です。

まとめ

大阪市立阿倍野小学校は、地域に根ざした教育機関として、子どもたちの成長を見守り続けています。歴史と共に進化し続けるこの学校では、児童たちが個々の可能性を最大限に引き出すための様々な教育活動が展開されています。

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