天岩戸駅

天岩戸駅（あまのいわとえき）

概要

天岩戸駅は、かつて宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井に位置していた高千穂鉄道高千穂線の駅です。駅名は天岩戸神社に由来しますが、神社から約7km離れており、車で約5分ほどの距離がありました。駅の所在地は「高千穂町大字三田井」であり、「高千穂町大字岩戸」ではありません。

歴史

1972年（昭和47年）7月22日：国鉄高千穂線の駅として開業。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により九州旅客鉄道（JR九州）に継承。
1989年（平成元年）4月28日：第三セクター転換により高千穂鉄道の駅となる。
2005年（平成17年）9月6日：台風14号の影響で高千穂鉄道全線が運転休止となる。
2008年（平成20年）12月28日：槇峰 - 高千穂間の廃線に伴い廃駅。

駅構造

単式ホーム1面1線の地上駅で、無人駅でした。駅は渓谷の斜面に設置されており、自然豊かな場所に位置していました。

利用状況

2003年（平成15年）度の1日平均乗車人員はわずか3人と、高千穂鉄道線内では最も利用客が少ない駅でした。

駅周辺

駅周辺には以下の施設や観光スポットがあります。

高千穂橋梁
天岩戸神社
高千穂町立岩戸小学校
高千穂町立岩戸中学校
天岩戸幼稚園
高千穂町役場 天岩戸出張所
観光ホテル天岩戸
高千穂ユースホステル
天岩戸郵便局
国道218号
大分県道・宮崎県道7号緒方高千穂線

現状

2008年（平成20年）12月の全線廃止後も駅施設は残存しており、2010年（平成22年）からは高千穂あまてらす鉄道が当駅から高千穂駅までの区間を遊具としてスーパーカートによる鉄道運行を開始しました。駅ホームは廃線当時のまま残っており、スーパーカートに乗車することで線路側からその様子をうかがうことができます。ただし、ホームへの立ち入りは禁止されています。

隣の駅

高千穂鉄道

■高千穂線

深角駅 - 天岩戸駅 - 高千穂駅

ギャラリー

（画像は省略）

その他

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