天頂の囲碁

天頂の囲碁

『天頂の囲碁』は、株式会社マイナビ（旧：毎日コミュニケーションズ）から発売されたWindows用コンピュータ囲碁ソフトです。PlayStation PortableやPlayStation 3にも移植されています。

概要

このソフトの特徴は、搭載されている思考エンジン「Zen」にあります。「Zen」は、初期のバージョンではモンテカルロ法を採用していましたが、シリーズを重ねるごとに進化を遂げ、最終的にはディープラーニングを取り入れました。

歴史

「Zen」エンジンは、2009年の第14回コンピュータオリンピアード囲碁部門で優勝しました。エキシビジョンでは、王銘琬九段に八子局で勝利するという快挙も達成しています。その後も進化を続け、2011年の第16回コンピュータオリンピアードでも優勝しました。

2010年には『天頂の囲碁2』が発売され、Windows 7への対応や棋力設定の追加が行われました。2011年には『天頂の囲碁3』が発売され、最高棋力モードが四段にランクアップされました。思考エンジン「Zen」は、第5回UEC杯コンピュータ囲碁大会で優勝し、鄭銘瑝九段との六子局エキシビジョンでも勝利しました。また、武宮正樹九段との対局でも五子局と四子局で勝利を収めています。

2012年には『天頂の囲碁4』が発売され、最高棋力モードが五段となりました。投了のタイミングや形勢判断機能も改善され、より自然な打ち回しが実現されました。2013年には『天頂の囲碁5』、2016年には『天頂の囲碁6』が発売され、Zen ver11.4が使用されました。ディープラーニングの導入により、棋力が大幅に向上しています。

2017年には『天頂の囲碁7 Zen』が発売されました。「DeepZenGoプロジェクト」でディープラーニングを本格的に取り入れ、さらに棋力が向上。ワールド碁チャンピオンシップでは井山裕太六冠に勝利しました。

特徴

思考エンジン「Zen」の進化
レーティング対局機能
女流棋士（万波佳奈、万波奈穂姉妹）による音声

作品一覧

Windows

天頂の囲碁
天頂の囲碁2
天頂の囲碁3
天頂の囲碁4
天頂の囲碁5
天頂の囲碁6
天頂の囲碁7 Zen

PlayStation 3

天頂の囲碁

PlayStation Portable

天頂の囲碁

もう一度検索