奥裾花自然園

奥裾花自然園（おくすそばなしぜんえん）

奥裾花自然園は、長野県長野市鬼無里（旧鬼無里村）の裾花川上流域に位置する自然公園です。ブナの原生林に囲まれ、大小5つの池と湿原、そしてそれらを繋ぐ水路が織りなす美しい景観が特徴です。

特徴

園内には、ひょうたん池、吉池、今池、こうみ平湿原といった場所があり、特にミズバショウの群生地として知られています。その数はなんと81万本にものぼり、尾瀬を凌ぐ本州随一の規模を誇ります。また、元池は観光バスセンターの近くに位置しており、園内散策の出発点となっています。

アクセス

観光バスセンターから自然園入口までは徒歩約20分、またはバスで約5分です。自然園入口からは、今池やこうみ平湿原までそれぞれ徒歩約15分程度です。園内の山道は整備されており比較的歩きやすいですが、ミズバショウの見頃となる5月上旬は残雪が多い場合があるので、注意が必要です。

開園時間

例年4月下旬から10月下旬まで開園しており、開園時間は午前8時30分から午後5時まで（入場は午後4時まで）です。

入園料

入園料は、大人（中学生以上）が5月末まで410円、6月から200円です。小学生以下は無料となっています。

交通

公共交通機関を利用する場合、長野駅からアルピコ交通（川中島バス）の75系統急行奥裾花線（季節運行）に乗車し、約2時間で「奥裾花自然園入口」で下車します。

車を利用する場合は、長野駅から約80分で駐車場に到着します。駐車場からは徒歩約30分ですが、シャトルバス運行時はバスで約10分でアクセスできます。

周辺情報

奥裾花自然園の周辺には、以下のスポットがあります。

裾花川
奥裾花渓谷
奥裾花ダム

その他

奥裾花自然園は、その豊かな自然から「日本の秘境100選」にも選ばれています。春のミズバショウの時期はもちろん、新緑や紅葉の時期もおすすめです。四季折々の自然美を堪能できる場所として、多くの観光客に親しまれています。

外部リンク

奥裾花自然園 - 鬼無里観光振興会
* 奥裾花線 - アルピコ交通

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