姫島港
姫島港について
姫島港は、大分県東国東郡姫島村に位置する地方港湾であり、大分県によって管理されています。この港は、国東半島沖に浮かぶ離島、姫島と本土との間の物流を支える重要な役割を担っています。2008年のデータによると、年間取扱貨物量は264千フレート・トンに達しており、島の経済活動に不可欠な存在です。
定期フェリーの運航
姫島港と国東港伊美地区（旧伊美港）の間には、姫島村営の定期フェリーが運航しており、姫島と大分県本土（国東市）を結ぶ重要な交通手段となっています。このフェリー航路は、海上運送法で定められた指定区間に指定されており、安全で安定した輸送が確保されています。
- - 航路: 姫島港 - 国東港伊美地区
- - 所要時間: 約20分
- - 便数: 1日12往復（ただし、12月1日から翌年3月31日の間は最終便が運休）
- - 就航船舶: 第一姫島丸（199トン）、第二姫島丸（197トン）
港湾の利用状況
2015年度のデータによると、姫島港の発着数は5,120隻、総トン数は865,832トンに達し、多くの船舶が利用しています。また、年間利用客数は269,649人に上り、その内訳は乗込人員が134,669人、上陸人員が134,980人となっています。これらの数字からも、姫島港が地域住民や観光客にとって重要な交通拠点であることがわかります。
姫島港運動公園
港湾施設の一部として、姫島港運動公園が設置されており、姫島村が指定管理者として運営を行っています。この運動公園は、港湾利用者や住民の憩いの場としてだけでなく、災害時には避難場所としての利用も想定されています。公園内には、野球場や多目的グラウンドが整備されており、照明設備も完備されています。また、隣接するテニスコートやゲートボール場、姫島海水浴場と一体的に利用できるよう配慮されています。
- - 総面積: 34,100m2
- - 主な施設: 野球場、多目的グラウンド、更衣室棟、駐車場
その他の情報
姫島港は、単なる物流拠点としてだけでなく、地域住民の生活やレクリエーションにも深く関わっています。港と運動公園の整備は、姫島の活性化に大きく貢献しており、今後もその重要性は増していくと考えられます。
関連情報
参考資料
- - 国土交通省『港湾統計（年報）』2016年
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