国東港

国東港（くにさきこう）

国東港は、大分県国東市に所在する地方港湾であり、大分県が港湾管理者となっています。この港は、2006年3月1日に国見町、国東町、武蔵町、安岐町が合併して国東市となったことに伴い、同年2月7日に周辺の7つの港を統合して新たに発足しました。

概要

統合されたのは、伊美港、櫛来港、岐部港、熊毛港、向田港、富来港、武蔵港の7港で、これらの港は統合後、国東港の各地区として扱われることになりました。例えば、旧伊美港は国東港伊美地区と呼ばれるようになりました。

この統合は、全国9地域をモデルとして進められている地方港湾統合の全国初の実施例であり、港湾の効率的な運営と地域の一体化を目指す試みとして注目されました。

国東港伊美地区と姫島港の間には、大分県本土と東国東郡姫島村（姫島）を結ぶ定期フェリーが就航しており、地域住民や観光客の重要な交通手段となっています。

2015年度のデータによると、国東港の発着数は5,706隻、総トン数は921,802トンに達し、利用客数は269,649人（乗込人員134,669人、上陸人員134,980人）となっています。

主要航路

姫島村営フェリー

航路: 国東港伊美地区 - 姫島港（東国東郡姫島村）
所要時間: 約20分
便数: 1日12往復
就航船舶: 第一姫島丸（199トン）、第二姫島丸（199トン）

位置情報

北緯33度41分15.3秒、東経131度36分1.32秒に位置しています。

関連項目

日本の港湾一覧#大分県

参考文献

『港湾統計（年報）』国土交通省、2016年。(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00600280&kikan=00600)。2017年4月16日閲覧。

外部リンク

大分県地方港湾（１３港）
姫島丸運航時刻表

国東港は、地域の物流と人流を支える重要なインフラとして、今後もその役割を果たしていくことが期待されます。

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