孟泰齢

孟泰齢（モン・タイリン）

孟泰齢（もう たいれい、モン・タイリン、孟泰龄、1987年2月12日 - ）は、中華人民共和国出身の囲碁棋士です。遼寧省瀋陽市出身で、中国囲棋協会に所属し、六段の段位を有しています。その実力は国内に留まらず、国際棋戦でも輝かしい成績を収めています。

棋士としての歩み

2001年に入段を果たし、2002年には二段に昇段。早くからその才能を発揮し始めます。2003年には、乙級リーグ戦に貴州天馬広告公司チームの一員として出場しました。2005年には、若手棋士の登竜門である新秀戦で優勝を果たし、その名を広く知らしめました。2006年に三段、2007年には四段へと順調に昇段を重ね、同年には甲級リーグに北京海淀チームから出場しています。

2009年には五段に昇段。甲級リーグでは西安曲江チームに所属し、14勝8敗という好成績を挙げ、勝数ランキングで3位に入りました。同年と2010年の同里杯天元戦では、連続でベスト8に進出。また、2009年の全国智力運動会では、孔傑らと共に北京チームの一員として男子団体戦に出場し、3位入賞を果たしました。

2010年には、LG杯世界棋王戦に出場し、ベスト4という素晴らしい成績を収めました。2011年には六段に昇段。2012年には名人戦挑戦者決定戦に進出、また、衢州・爛柯杯決勝では柁嘉熹を破り、見事優勝を果たしました。同年には倡棋杯準決勝に進出しましたが、柁嘉熹に1-2で敗れています。その後も、2013年倡棋杯ベスト8、阿含・桐山杯ベスト4、2014年洛陽龍門杯棋聖戦ベスト8、2015年威孚房開杯棋王戦ベスト8、2017年名人戦ベスト8など、数々の棋戦で好成績を残しています。

中国棋士ランキングでは、2010年に21位、2011年には16位にランクインするなど、常に上位を維持しています。

タイトル歴

新秀戦 (2005年)
衢州・爛柯杯中国囲棋冠軍戦 (2012年)

その他の棋歴

LG杯世界棋王戦
ベスト4 (2010年): 許映皓、連笑、安祚永に勝利、孔傑に敗北
ベスト8 (2016年)
百霊愛透杯世界囲碁オープン戦 ベスト16 (2014年)
志布志市長杯囲碁大会日中友好国際交流プロ対局 (2015年): 富士田明彦に勝利
全国智力運動会
2009年男子団体戦3位（北京チーム）
2011年男子快棋戦4位

中国囲棋甲級リーグ戦の成績

2003年（乙級、貴州天馬広告公司）
2005年（乙級、北京橡果酸素立得）
2006年（乙級、北京酸素立得）
2007年（北京海淀）：7勝11敗
2008年（北京海淀翠徴）：11勝11敗（主将として7勝11敗）
2009年（西安曲江）：14勝8敗（主将として1勝5敗）
2010年（遼寧菊花島）：11勝10敗
2011年（遼寧覚華島）：15勝7敗（勝数2位）
2012年（遼寧覚華島）：7勝15敗
2013年（遼寧覚華島）：6勝9敗
2014年（遼寧覚華島）：10勝9敗
2015年（珠海万山）：12勝9敗
2016年（珠海万山）：12勝10敗
2017年（珠海万山）：13勝12敗

孟泰齢は、その卓越した実力と長年の経験を活かし、今後も中国囲碁界を牽引していくことが期待される棋士の一人です。

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