宇治団地前停留場

宇治団地前停留場について

宇治団地前停留場（うじだんちまえていりゅうじょう）は、高知県吾川郡いの町枝川にあるとさでん交通の伊野線を利用する路面電車の停留場です。この停留場は、いの町と高知市の境界となる咥内坂の西側の上り口に位置しています。隣接する咥内停留場との間には坂があり、両停留場の距離は892メートルと、これがとさでん交通の中では最も長い駅間距離となっています。

歴史

宇治団地前停留場は、1908年（明治41年）2月20日に開業されました。この日は、伊野線の最後の開通区間である咥内から枝川の間が開通したタイミングと一致します。当初は「宇治学校前停留場」という名称でしたが、1976年（昭和51年）に現在の名称に改称されました。その後、2014年には土佐電気鉄道が高知県交通や土佐電ドリームサービスと経営統合を行った結果、この停留場はとさでん交通の一部となりました。これにより、新たな時代に踏み出しました。

年表

• - 1908年（明治41年）2月20日：宇治学校前停留場として開業
• - 1976年（昭和51年）11月3日：宇治団地前停留場に改称
• - 2014年（平成26年）10月1日：とさでん交通として新たなスタートを切る

停留場の構造

本停留場は、乗り場が2面あり、単線の軌道を挟んで向かい合う構造（相対式）をとっています。具体的には、北側にあるホームがはりまや橋方面行き、南側のホームが伊野方面行きとなっています。このような配置により、乗客は効率的に移動できるよう配慮されています。

停留場周辺の特徴

宇治団地前停留場は、咥内坂の西の上り口に位置しており、停留場に向かう路線は、隣の咥内停留場に向かって29パーミルの勾配に入ります。周辺には、住宅団地や工場、さらにはハローワークなどが立地する地区となっています。特に住宅団地は停留場名にも表れているように、地域住民にとって重要な交通拠点となっています。

周辺施設

停留場の近くには国道33号（高知西バイパス）や高知県道386号朝倉伊野線（旧国道33号）も通っています。公共交通機関も充実しており、隣接する「宇治団地前」バス停留所からは、周辺地域へのアクセスも便利です。

隣接停留場

宇治団地前停留場の隣には咥内停留場があり、南方向には八代通停留場があります。なお、2014年まで隣の八代通停留場間には八代信号所が存在していました。

まとめ

宇治団地前停留場は、その地理的な位置と歴史的な背景から、地域住民にとって欠かせない交通手段となっています。今後も利用者にとって便利で重要な停留場として機能し続けることでしょう。

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