安国駅 (ソウル特別市)

安国駅について

安国駅（アングクえき）は、ソウル特別市鐘路区三清洞に位置するソウル交通公社3号線の駅です。この駅は、長い歴史を持つ地名に由来しており、駅番号は328です。駅周辺は多くの文化的名所や公共機関が集まり、貴重な観光地としても知られています。

駅の歴史

安国駅は、1985年10月18日にソウル特別市地下鉄公社3号線の一部として開業しました。最初の開通区間は独立門から良才までで、当時から多くの乗客に利用されてきました。2005年には、ソウル特別市地下鉄公社がソウルメトロに改称し、さらに2017年にはソウルメトロとソウル特別市都市鉄道公社が統合され、現在のソウル交通公社の駅となりました。

駅構造

駅は地下に位置しており、ホーム階は地下3階に設置されています。島式ホームが1面2線あり、安全面ではフルスクリーンタイプのホームドアシステムが導入されています。改札は地下2階にあり、西側（景福宮寄り）と東側（鐘路3街寄り）の2か所の改札口が設けられています。特に西側の改札口には、ホームへの連絡エレベーターがあり、バリアフリー対応もされています。化粧室は改札外に位置しており、駅の利用者には便利な設備が整っています。

安国駅は、1番から6番までの計6か所の出入口を持ち、乗り換えもスムーズに行えるよう配慮されています。また、案内上ののりば番号は設定されていませんが、乗客にはより便利な案内が心掛けられています。

利用状況

近年の安国駅の一日平均利用者数は増加傾向にあり、周辺施設の充実とともに交通の便が向上していることを反映しています。駅は観光客だけでなく、地元住民にも広く利用されています。

駅周辺

名所

安国駅周辺には多くの観光名所があります。楽園楽器商街、北村韓屋村、アラブ文化院、雲峴宮など、文化的価値の高いスポットが点在しています。また、仁寺洞や曹渓寺、昌徳宮、ソウル工芸博物館などもあり、歴史を感じられる場所が豊富です。

公共機関

駅の近くには嘉会洞住民センター、ソウル老人福祉センター、正読図書館などの公共機関があり、地域社会の生活を支える役割を果たしています。さらに、ソウル鐘路警察署や鐘路雇用安全センター、在大韓民国日本国大使館公報文化院なども近隣に位置し、安全面でも充実しています。

教育機関

教育面では、校洞初等学校や大東税務高等学校、徳成女子高等学校など、多くの学校が立地しており、地域の教育環境が整っています。これらの学校は、生徒たちの学び舎として重要な役割を担っています。

メディア・市民社会団体

安国駅周辺には、韓国ガールスカウト連盟や参与連帯、韓国日報などのメディアや市民団体も存在し、地域の情報発信や文化交流が行われています。

その他

最後に、駅周辺には現代グループ本社やハナ銀行仁寺洞支店、GS25のようなコンビニエンスストア、クラウンベーカリーといった飲食店やサービス施設も整っています。これらは日常生活の利便性を高めています。

安国駅は、交通の要所でありながら、文化的な価値や歴史に触れられるエリアとして、多くの人々に親しまれています。

もう一度検索