安藤百福発明記念館 横浜

安藤百福発明記念館 横浜：インスタントラーメンの世界を体験しよう！

神奈川県横浜市にある安藤百福発明記念館横浜（愛称：カップヌードルミュージアム横浜）は、インスタントラーメンの歴史と文化を学ぶことができる、体験型の企業博物館です。日清食品ホールディングス株式会社と公益財団法人安藤スポーツ・食文化振興財団が共同で運営しており、2011年9月17日に、安藤百福氏の生誕100周年とカップヌードル発明40周年を記念してオープンしました。

このミュージアムは、単なる展示施設にとどまらず、来館者が五感を駆使して楽しめる、インタラクティブな空間となっています。安藤百福氏の「クリエーティブ・シンキング」という精神を体現し、子供たちに発明や発見の喜び、そしてベンチャーマインドの大切さを伝えることを目的としています。

館内の見どころ

館内には、様々な展示や体験コーナーが設けられています。まず目を引くのは、「インスタントラーメンヒストリーキューブ」でしょう。日本や世界中のインスタントラーメンのパッケージ3000点が展示されており、インスタントラーメンの歴史と進化を肌で感じることができます。

「百福シアター」では、安藤百福氏の波乱に満ちた人生と、チキンラーメン、カップヌードルの開発秘話が、CGアニメーションで分かりやすく紹介されています。約14分の上映時間は、子供から大人まで飽きさせません。

チキンラーメン開発当時の様子を忠実に再現した「百福の研究小屋」は、安藤百福氏の創意工夫と情熱を体感できる貴重な空間です。また、「安藤百福ヒストリー」では、58メートルにも及ぶ壁面に、氏の生涯と発明の足跡がパノラマで描かれています。

「クリエイティブシンキング ボックス」は、安藤百福氏の創造性を6つのキーワードで表現したコーナーです。ジオラマや錯覚を利用した展示、インタラクティブな映像など、多様な演出で来場者を魅了します。

体験型の工房も充実しています。「チキンラーメンファクトリー」では、90分かけて本物のチキンラーメン作りを体験できます（要予約）。「マイカップヌードルファクトリー」では、自分だけのオリジナルカップヌードルを作ることができます。

「NOODLES BAZAAR ワールド麺ロード」では、世界8か国の麺料理が楽しめます。料理監修は石毛直道国立民族学博物館元館長が務めており、本格的な味わいを堪能できます。

小さなお子さん連れには「カップヌードルパーク」がおすすめです。カップヌードルの製造工程をモチーフにした遊具で遊べる、フィールドアスレチックです（幼児・小学生以下、身長制限あり）。

アクセスと周辺情報

ミュージアムは、みなとみらい線みなとみらい駅または馬車道駅から徒歩8分、JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン桜木町駅から徒歩12分と、アクセスも便利です。桜木町駅からは、あかいくつバスを利用することもできます。駐車場も40台分用意されています。

ミュージアムがある新港パークは、2012年から2032年まで「カップヌードルミュージアムパーク」という名称で日清食品ホールディングスがネーミングライツを取得しています。

周辺には、カフェ併設の自動車ショールーム「Audi みなとみらい」やブライダル施設「グランドオリエンタルみなとみらい」などがあります。

まとめ

安藤百福発明記念館横浜は、インスタントラーメンの歴史や文化を学ぶだけでなく、創造性や発明への情熱に触れられる、魅力的なミュージアムです。家族連れや、食に関心のある方、創造的な体験を求める方におすすめです。

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