宮原学

宮原学（みやはら まなぶ）

1967年2月28日生まれ、日本のギタリストおよびシンガーソングライター。力強いギタープレイと歌声で、長年にわたり日本の音楽シーンで活動を展開している。

キャリアの始まりとソロ活動

宮原学の音楽キャリアは、1983年に参加したCBS・ソニーSDオーディションがきっかけで本格的にスタート。このオーディションでのスカウトを経て、1986年6月21日、シングル『THE FIGHT』でCBS・ソニー/FITZBEATよりレコードデビューを飾った。デビュー後はソロアーティストとして活動を展開し、1989年には東京・中野サンプラザでのソロコンサートを成功させるなど、その存在感を確立していった。

1993年にはCharが主宰する江戸屋レコードへ移籍。これを機に活動拠点をロサンゼルスへ移すなど、新たな挑戦を行った。その後、1997年にはワーナーミュージック・ジャパンとソロ契約を結び、精力的な作品発表を続けた。

2016年にはデビュー30周年を迎え、記念アルバム『I,MANABU MIYAHARA』をリリース。このアルバムには、北島健二、織田哲郎、うじきつよし、西慎嗣（元スペクトラム）、佐橋佳幸といった日本の音楽界を代表する豪華なゲストミュージシャンたちが参加し、大きな話題となった。

バンド活動

ソロ活動と並行して、宮原学は複数のバンドにも参加し、多彩な音楽性を追求している。

BABY'S BREATH: 1989年、小田原豊、是永巧一、高橋教之、柴田俊文といった実力派ミュージシャンと共に結成。バンドとしても作品をリリースしている。
THE ORANGE VOX: 1995年には、エリック・ゼイ、アリ・モリズミらとこのバンドを結成。アニメ作品の主題歌なども手掛けた。
* KISSAMA: 2009年6月には、元ROGUEの西山史晃、そしてBABY'S BREATHでも行動を共にした小田原豊と共に結成。現在も活動の軸の一つとなっている。

ギタリスト、セッションワーク

シンガーソングライターとしてだけでなく、ギタリストとしても高い評価を受けている。相川七瀬、近藤真彦、安室奈美恵など、J-POPシーンを代表する多くのアーティストのバックバンドを務めるなど、セッションミュージシャンとしても活躍の場を広げている。

また、佐橋佳幸や野村義男といった著名なギタリスト、音楽家たちとも深い親交があることが知られている。

メディア出演とディスコグラフィー

テレビやラジオにも多数出演しており、代表的な番組としてはFM東京の「気分はハートビート」、FM愛知の「SOUND INN FITZ-BEAT」、フジテレビの「夜のヒットスタジオ」、テレビ朝日の「ビデオジャム」などがある。

そのキャリアを通じて、宮原学名義のシングルやアルバム、そして参加バンド名義での作品を数多く発表している。初期にはCBS・ソニー/FITZBEATからLPやCDで精力的にリリースし、その後も移籍先からコンスタントに作品を発表。配信シングルやベストアルバム、ライブ映像作品（ビデオ、DVD）などもリリースしており、多作なアーティストとして知られている。

コンピレーションアルバムへの参加や、近藤真彦のツアーへの参加など、その活動は多岐にわたる。

宮原学は、ソロアーティスト、バンドメンバー、サポートギタリストとして、日本のロック・ポップスシーンにおいて確固たる地位を築いている。

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