宮城テレビ放送

株式会社宮城テレビ放送について

株式会社宮城テレビ放送（みやぎテレビほうそう）は、宮城県を放送対象地域とする特定の地上基幹放送事業者です。通称「ミヤギテレビ」または愛称「ミヤテレ」として親しまれ、NNN・NNSの系列局となっています。宮城県内では唯一、社名に「テレビ」を含む民間放送局であり、開局以来多くの地元住民に支持されています。

概要

本社スタジオは仙台市宮城野区の日の出町にあり、営業・事業部門は仙台市青葉区の第一生命タワービル内に拠点を持っています。なお、仙台市泉区への本社移転が予定されており、さらなる発展が期待されています。コールサインは「JOMM-DTV」で、リモコンキーIDは親局の日本テレビと同じ「4」となっています。

1985年から使用されている略称「MMT」は、開局当初の「MTB」から変更されたもので、ニュース番組のタイトルには略称は使用されていません。宮城テレビは、東北地方の日本テレビ系列局では最後に設立されましたが、基幹局として東北6県のネット番組もいくつか手掛けています。

視聴率の成功

2023年には、世帯視聴率、個人全体視聴率ともに三冠王を獲得し、特に世帯視聴率では11年連続という偉業を達成しました。これにより、地方局としての地位が確立され、地元のニュースや話題をしっかりと届ける存在となっています。

沿革

宮城テレビは1969年に予備免許が交付され、1970年には日本テレビと共同で開局しました。当初はANNにも加盟していましたが、1975年に日本テレビ系列のみに専念することとなりました。

翌年には音声多重放送を開始し、1985年には現在の略称MMTに改称しました。1990年代以降、地域密着の番組制作が進み、夕方のローカルワイド番組「OH!バンデス」などが人気を博しました。2005年には地上デジタルテレビ放送を開始し、メディアの変化に対応してきました。

主な番組と制作

自社制作の番組には、「ミヤギテレビストレイトニュース」や「NNNミヤギテレビニュース」などがあり、毎日最新の地域ニュースを提供しています。また、地域のプロスポーツチームである東北楽天ゴールデンイーグルスやベガルタ仙台の試合中継も行っており、地域住民に密着した放送を心掛けています。

未来への展望

宮城テレビは、2021年には新社屋の移転計画を発表し、さらなるサービスの向上を目指しています。また、時代に沿ったメディア展開や視聴者との関係を強化し、地域に根ざした放送局としての役割を果たし続けることでしょう。今後も視聴者の期待に応えられるよう、様々な工夫を凝らしながら放送を続ける姿勢が大切です。

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