宮崎南バイパス

宮崎南バイパスは、宮崎県宮崎市大淀四丁目から同市大字熊野に至る、全長約10kmの国道220号のバイパスです。このバイパスは、日南海岸への観光客や宮崎空港の利用客、そして沿線住民の増加に伴い慢性化していた国道220号（現・宮崎県道367号中村木崎線）の交通渋滞を緩和するために計画されました。

1979年9月12日に暫定4車線で開通しましたが、開通当初は中村交差点から旧道（宮交シティ方面）を経由し、南駅通りとの交差点を右折するルートでした。その後、カネボウ大淀工場の閉鎖と解体に伴い、1982年3月20日に現在のルートに変更されました。

しかし、旧道沿線の人口はその後も増加を続け、旧道における交通渋滞の解消には至っていません。そのため、宮崎南バイパスの整備は、宮崎市内の交通円滑化のために重要な役割を果たしていますが、さらなる交通対策が求められています。

源藤町の宮崎県道9号宮崎西環状線との交点（予定）から宮崎ICまでの区間は、宮崎環状道路（地域高規格道路）の候補路線に指定されています。これにより、宮崎市を中心とした広域的な交通ネットワークの形成が期待されています。

以下に主なインターチェンジと接続路線を記載します。

中村交差点（宮崎県道9号宮崎西環状線・宮崎県道367号中村木崎線）
新横町交差点
源藤交差点（宮崎県道27号宮崎北郷線）
（源藤町（宮崎環状道路（宮崎県道9号宮崎西環状線）：予定））
宮崎IC（宮崎自動車道・一ツ葉道路（宮崎東環状道路））
希望ヶ丘ランプ（宮崎県道375号学園木花台本郷北方線）
本郷ランプ（宮崎県道367号中村木崎線）
空港ランプ（宮崎県道52号宮崎空港線）
熊野交差点（宮崎県道367号中村木崎線）


宮崎南バイパスは、宮崎市内の交通インフラにおいて重要な役割を担っており、今後も周辺地域の発展とともに、その重要性は増していくと考えられます。

関連項目

青島バイパス
地域高規格道路一覧

外部リンク

宮崎南バイパスの沿革（国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務所）

もう一度検索