宮崎県道・熊本県道142号上椎葉湯前線

宮崎県道・熊本県道142号上椎葉湯前線について



宮崎県道・熊本県道142号上椎葉湯前線は、宮崎県東臼杵郡椎葉村から熊本県球磨郡湯前町を結ぶ一般県道です。この路線は、椎葉村の山間部から熊本県へと抜ける重要な役割を担っています。

路線の概要



起点となるのは、宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良で、国道265号と交差する地点です。そこから椎葉村西部の各集落を通り、熊本県球磨郡湯前町中里に至ります。終点では国道219号国道388号国道446号、そして熊本県道43号、161号と交わります。

特筆すべきは、宮崎県内の単独区間のほとんどが1車線道路であるという点です。しかし、この道は古くから椎葉と熊本県球磨地方を結ぶ交易路として利用されてきました。1933年に現在の国道327号が開通した後も、不土野地区では上椎葉と球磨郡水上村がほぼ同じ距離であったため、依然として交易路としての役割を果たし続けていました。


注意点



この路線は、夏季には土砂崩れ、冬季には路面凍結積雪、そして道路工事による交通規制が頻繁に発生します。通行の際は、事前に道路状況を確認することをお勧めします。

路線データ




歴史




路線状況



  • - 重複区間:
- 国道388号・446号(熊本県球磨郡水上村大字岩野 - 球磨郡湯前町中里)
- 熊本県道161号(熊本県球磨郡水上村大字岩野 - 球磨郡湯前町中里)

道路施設



  • - 橋梁:
- 宮崎県:
- 上福良橋(日向椎葉湖、椎葉村
- 不土野橋(不土野川、椎葉村
- 熊本県:
- 江代橋(市房ダム湖、水上村

地理



宮崎県側の起点は、椎葉村中心部の上椎葉地区です。そこから上椎葉ダム(日向椎葉湖)の北側を西に進み、不土野橋付近で五家荘椎葉林道、内大臣椎葉林道と分岐します。尾前地区や尾前渓谷、五家荘方面へは、これらの林道を利用します。

不土野橋からは南に進み、不土野峠(海抜高度1,040m)を越えて熊本県に入ります。その後、市房ダムの西側を南下し、水上村役場前で国道388号と合流します。


通過する自治体




主な交差道路




沿線施設




参考文献




関連項目




外部リンク



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