家城比呂志

家城 比呂志（いえき ひろし）

家城比呂志は1944年5月8日、富山県に生まれた日本を代表する振付師でありダンサーです。彼は自身のスタジオである「家城比呂志ジャズダンススタジオ」と「イエキ・ダンス・カンパニー」を主催し、一般社団法人日本ジャズダンス芸術協会の専務理事としても活動しています。血液型はB型です。

略歴

家城は1965年に東宝芸能学校舞踊科を卒業し、その後1967年に明治大学文学部文学科演劇学専攻を修了しました。この年、家城はテレビや映画で名を馳せるスタジオNO1ダンサーズに参加し、ダンスの第一線での活動を始めました。

1971年にはアメリカ及びヨーロッパへの留学を果たし、国際的な視野を広げました。その後1972年に帰国し、浦辺日左夫が主宰する「ダンシングオブジャズ」に参加し、NHKの「ステージ101」でレギュラーダンス指導員として振付師としての活動もスタートしました。

1975年、彼は自身のジャズダンススタジオを開設し、若手ダンサーの育成に力を入れ始めます。家城はその間、自身もダンサーや振付師として数多くの舞台やイベントに出演し、多彩な表現力を身につけています。

振付実績

家城比呂志の振付実績は多岐にわたります。音楽番組では、NHKの「紅白歌合戦」や「歌のゴールデンステージ」、TBSの「ザ・ベストテン」、「日本レコード大賞」など、数々の有名な番組に関わってきました。また、フジテレビの「ミュージックフェア」やテレビ朝日の「セイシュンの食卓」などでもその才能を発揮しています。

テレビドラマでは、1991年のTBS「あらすじ」にも振付に携わり、舞台ではNDK、松竹歌劇団、宝塚歌劇団などで取り組んできました。また、ミュージカル「ロミオとジュリエット」や「シェルブールの雨傘」、さらにはプリンスアイスワールドにおいても振付師としての手腕を見せました。特にコンサートでは、美空ひばり、五木ひろし、八代亜紀などの著名アーティストと共演し、そのクオリティの高い振付により多くの観客を魅了しました。

家城はまた、熊本市制施行100周年行事「熊本百彩」や長野パラリンピックの開会式、2002 FIFAワールドカップのイベントといった大規模なイベントでも総合演出を担い、大きな功績をあげています。

後進の育成

彼の偉業は振付に留まらず、若手ダンサーの育成にも大きく寄与しています。家城比呂志は、自身の経験を生かし、多くの新しい才能を発掘し、育成しています。彼のスタジオは、多くのダンサーにとってその道を切り開くための重要な拠点となっています。

まとめ

家城比呂志は、日本のダンスシーンにおいてその存在感を発揮し続けています。振付師としての豊富な経験と実績を持ちながら、後進の育成にも注力する彼の姿勢は、今後の日本のジャズダンス界にとっても大きな影響を与えることでしょう。

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