富士屋ホテルチェーン

富士屋ホテルチェーン

富士屋ホテルチェーンは、国際興業グループに属する日本のホテルチェーンです。運営は富士屋ホテル株式会社が行っています。

概要

創業は明治11年。山口仙之助が個人経営として富士屋ホテルを創業したのが始まりです。その後、株式会社化され、箱根を代表するホテルとして発展を遂げました。伝統的な建築様式と美しい庭園が特徴で、国内外の多くの賓客を迎えてきました。

現在では、直営ホテルだけでなく、運営受託ホテルも展開しています。また、かつては存在したホテルや、ゴルフ場、博物館など、多様な事業も展開しています。

沿革

1878年（明治11年） - 山口仙之助が富士屋ホテルを個人経営として創業。
1893年（明治26年）12月9日 - 富士屋ホテル株式会社を設立登記。山口仙之助が社長に就任。
1906年（明治39年） - 大日本ホテル業同盟会（後の日本ホテル協会）を設立。
1914年（大正3年） - 山口修一郎が社長に就任。富士屋自働車株式会社を設立。
1917年（大正6年） - 仙石ゴルフコースを開業。
1923年（大正12年） - 箱根ホテルを開業。
1924年（大正13年） - 富士屋自働車株式会社が、沼津-三島-箱根宮ノ下間の乗合自動車の運行を開始。
1930年（昭和5年） - 富士屋ホテルトレーニングスクールを開校。
1936年（昭和11年） - 富士ビューホテルを開業。
1947年（昭和22年） - 山口堅吉が社長に就任。
1966年（昭和41年） - 国際興業株式会社の傘下に入る。
1973年（昭和48年） - 湯本富士屋ホテルを開業。
1981年（昭和56年） - 大阪富士屋ホテルを開業。
1983年（昭和58年） - 八重洲富士屋ホテルを開業。
1989年（平成元年） - 甲府富士屋ホテルおよびレストラン三島亭を開業。
1997年（平成9年） - フルーツパーク富士屋ホテルを開業。
1998年（平成10年） - レストランすみれ亭の運営を開始。
2005年（平成17年） - 箱根駅伝ミュージアムおよびFUSION DINING Fを開業。
2007年（平成19年） - 富士屋ホテルフレッシュベーカリーを開業。
2014年（平成26年） - 八重洲富士屋ホテルの営業を終了。
2016年 （平成28年） - ザ・パイ（コレド室町2に出店していたパイ専門店）の営業を終了。

関連事項

山梨交通 - 共同出資で中央自動車道双葉サービスエリア内にレストランを有する。
十和田観光電鉄 - 国際興業グループだった関係から青森県で以下のホテルを運営していた。
十和田富士屋ホテル - 地元資本だったが、1980年代に国際興業グループ傘下となった。2020年9月30日に閉館。
まかど温泉富士屋ホテル - 2011年に経営権を譲渡し、現在は『まかど観光ホテル』として営業。

外部リンク

富士屋ホテルチェーン
* 箱根ホテルの前身「はふや」 - 長崎大学附属図書館「幕末・明治期日本古写真コレクション」

富士屋ホテルチェーンは、日本のホテル業界において、長い歴史と伝統を持つ特別な存在です。その美しい佇まいと、行き届いたサービスは、訪れる人々にとって忘れられない思い出となるでしょう。

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