富士見 (上尾市)

富士見の概要

富士見（ふじみ）は、埼玉県上尾市の中心に位置する町名で、行政区分は富士見一丁目と富士見二丁目から成ります。地域は住居表示が実施されており、郵便番号は362-0041です。上尾市内では上尾地区に分類され、居住環境が整った地域として知られています。

地理

富士見は埼玉県の中央部に位置し、上尾市の中心にあたる低地に広がっています。東側は谷津と隣接し、南側は西宮下、西側は向山や川と接しています。また、北側は上尾平方線を挟んで柏座と接しております。地区の西には鴨川が流れ、富士見橋や鴨川橋、館橋がこの川を跨いでいます。このエリアは全て市街化区域として指定されており、第一種低層住居専用地域を基本に、第一種住居地域や第二種住居地域も含まれているため、地域全体に住宅が広がっています。南部には生産緑地として農地も存在します。

地価

2018年に行われた都道府県地価調査では、富士見一丁目8−16の地点での地価が12万8000円/m²と評価されています。これは、地域の需要や発展に伴う住宅地の価値を反映しています。

歴史

富士見の歴史は1966年（昭和41年）に始まります。この年の7月、住居表示が実施され、大字谷津・柏座・西宮下の一部を基に富士見一丁目が成立しました。同じ年の7月には、鴨川沿いに上尾富士見団地が完成し、住民の入居が始まりました。その翌年の1967年（昭和42年）には、住居表示の変更により富士見二丁目が設立されました。1975年には、地区内の都市計画道路である上尾平方線が開通しました。また、2011年には鴨川の富士見親水公園が整備され、地域住民の憩いの場が提供されています。

世帯数と人口

2019年（平成31年）の1月1日現在のデータによると、富士見の世帯数と人口は地域の発展程度を示す重要な指標となっています。この統計は地域の現状を把握する上で有用です。

小・中学校の学区

富士見地区の小中学校へ通う子どもたちの学区は、地域内での教育機関のアクセスを保証しており、子育て世帯にとっても安心できる環境が整っています。

交通

富士見地区内には鉄道が通っておらず、最寄りの駅はJR東日本の高崎線上尾駅ですが、富士見一丁目8−16の地点からは約1.1kmの距離になります。また、国道や主要地方道は設置されていないものの、西宮下中妻線の延伸計画が進行しており、将来的には交通利便性が向上することが期待されています。

バス路線

地域内には西上尾第一・第二団地方面、また川越駅方面へのバスが多数運行されており、また上尾市コミュニティバス「ぐるっとくん」も利用されることで、住民の移動手段が確保されています。

施設

富士見地区には、指定緊急避難場所は存在しないものの、複数の公共施設が整っています。具体的には上尾富士見団地、富士見一丁目公民館、富士見団地集会所、幼稚園や保育園などが地域の子どもたちの成長を支えています。また、富士見親水公園や複数の公園があり、緑豊かな生活環境を提供しています。これらの施設は、地域のコミュニティ活動や住民の交流の場となっています。さらに、上尾市立富士見小学校は近隣の柏座四丁目に位置しており、子どもたちの教育を支えています。

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