富岡八幡宮 (横浜市)

富岡八幡宮の紹介

富岡八幡宮（とみおかはちまんぐう）は、神奈川県横浜市金沢区富岡東にある歴史ある神社です。この神社は旧社格として村社に指定されており、別名を「波除八幡」として親しまれています。その名称には、地域の人々からの深い信仰が込められています。

祭神と由緒

この神社には3柱の祭神が祀られています。主祭神である八幡大神のほか、蛭子神（恵比寿神）や天照皇大神もお祭りされています。富岡八幡宮は、建久年間（1190年～1199年）に源頼朝によって創建され、摂津国難波の蛭子神を勧請したことに始まります。その後、安貞年間（1227年～1229年）には八幡神が合祀され、現在の形となりました。

富岡八幡宮の山は、応長の大津波から富岡地区を守ったと言われ、この逸話が「波除八幡」という別名をもたらしています。江戸時代には、深川や他の地域からの信仰も厚く、特に富岡八幡宮から分霊された神社が多く見られます。

祭事

富岡八幡宮では、年中さまざまな祭事が行われています。

• - 例大祭は7月（旧暦6月15日）に行われ、「祇園舟」が奉納される重要な祭りです。
• - 秋季大祭は9月（旧暦8月25日）に行われ、「湯立神楽」が奉納されます。
• - また、特別な日である卯陪従（うべえじゅう）には、2月及び11月の初卯の日にも「湯立神楽」が奉納される伝統があります。

これらの祭りは、地域の人々にとって大切な文化の一部であり、多くの参拝者で賑わいます。

文化財

富岡八幡宮内には社叢林があり、これは横浜市指定の天然記念物となっています。この森は神社の自然環境を守り、その文化的価値も認められています。

所在地・交通アクセス

富岡八幡宮の住所は、神奈川県横浜市金沢区富岡東四丁目5-41です。アクセス方法には、JR新杉田駅から市営バス294系統に乗り、「八幡公園前」で下車するとすぐに到着します。また、JR磯子駅からは京浜急行バス4系統を利用し、「宮の前」で下車後、徒歩約5分の距離です。京急本線の京急富岡駅からは徒歩約15分の位置にあります。

まとめ

富岡八幡宮は、横浜市金沢区に位置する歴史深い神社であり、源頼朝の創建に端を発します。その祭神や多彩な祭事、さらには社叢林など、多くの見どころを持つ場所です。参拝することにより、地域の歴史や文化を実感できる貴重な体験ができるでしょう。

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