富岡村 (千葉県)

富岡村（とみおかむら）

概要

富岡村は、かつて千葉県君津郡に存在した村です。現在の木更津市東部と袖ケ浦市南部に位置していました。1889年（明治22年）に15の村が合併して誕生しましたが、1955年（昭和30年）に再編により廃止されました。

歴史

成立

1889年（明治22年）4月1日、町村制の施行に伴い、以下の15の村が合併し、望陀郡富岡村が発足しました。

田川村（たがわむら）
佐野村（さのむら）
下郡村（しもごおりむら）
根岸村（ねぎしむら）
上根岸村（かみねぎしむら）
大竹村（おおたけむら）
下根岸村（しもねぎしむら）
上宮田村（かみみやだむら）
下宮田村（しもみやだむら）
玉野村（たまのむら）
吉野田村（よしのだむら）
安部村（あべむら）
堂谷村（どうやむら）
打越村（うちこしむら）
滝ノ口村（たきのくちむら）

その後

1897年（明治30年）4月1日 - 望陀郡が統合され、君津郡となりました。
1912年（大正元年）12月28日 - 千葉県営鉄道久留里線の木更津駅 - 久留里駅間が開業しました。村内には駅はありませんでした。
1923年（大正12年）9月1日 - 久留里線が国有化されました。
1937年（昭和12年）4月20日 - 久留里線に下郡駅が開業しましたが、所在地は君津郡小櫃村（現君津市）でした。
1955年（昭和30年）3月31日 - 以下の再編により富岡村は廃止されました。
南部（田川、佐野、下郡、根岸、上根岸）は馬来田村と合併し、富来田町となりました。
北部（大竹、下根岸、上宮田、下宮田、玉野、吉野田、安部、堂谷、打越、滝ノ口）は平川町に編入されました。

交通

鉄道

国鉄（現JR東日本）
久留里線：村域内を通過していましたが、村内に駅は存在しませんでした。下郡駅は村外の小櫃村にありました。

道路

久留里街道：村の廃止後、1982年4月1日から久留里馬来田バイパスの開通まで国道410号に指定されていました。

出身・ゆかりのある人物

広部周助（経済学者、京都帝国大学法科大学助教授）

関連項目

* 千葉県の廃止市町村一覧

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