小櫃村

小櫃村（おびつむら）

概要

小櫃村は、かつて千葉県君津郡に存在した村です。現在の君津市の北東部に位置し、村内には小櫃川が流れていました。1889年（明治22年）に周辺の14の村が合併して発足しましたが、1970年（昭和45年）に君津町などと合併し、その歴史を閉じました。

地理

小櫃村は、現在の君津市の北東部に位置していました。村内には小櫃川が流れ、豊かな自然に恵まれた地域でした。

歴史

沿革

1889年（明治22年）4月1日：町村制の施行により、末吉村、山本村、台村、寺沢村、三田村、西原村、賀恵淵村、長谷川村、俵田村、上新田村、箕輪村、青柳村、岩出村、戸崎村の区域が合併し、望陀郡小櫃村が発足しました。
1897年（明治30年）4月1日：郡の再編により、君津郡の所属となりました。
1970年（昭和45年）9月28日：君津町、上総町、小糸町、清和村と合併し、新たに君津町が発足。これにより小櫃村は廃止されました。

経済

産業

小櫃村は、農業が主な産業でした。『大日本篤農家名鑑』には、多くの篤農家の名前が記録されており、その中には、黒川重治、重田喜太郎、小倉金右衛門、小高新次郎、松崎駒吉、森久三、松崎延治、黒川幸之助、堀良蔵、松崎六平、斎藤仁之助、安藤清次郎、重田早苗、松崎義司、松本伊平、常住藤市、須藤常太郎、御幸尾喜作、影山竹治郎、地曳庄之助、金田壽美、江澤勝次郎などが挙げられています。これらの人々は、地域の農業発展に大きく貢献しました。

人口・世帯

当時の人口と世帯数については、具体的な数値は不明です。しかし、農業を中心とした村として、地域社会が形成されていました。

交通

鉄道

日本国有鉄道（現JR東日本）
久留里線：下郡駅 - 上総山本駅 - 小櫃駅 - 俵田駅

道路

久留里街道（現在の国道410号）が村内を通り、交通の要所となっていました。

脚注

当時の小櫃村は、久留里街道（現在の国道410号）が村内を通り、交通の要所となっていました。また、久留里線が村内を走っており、鉄道による移動も可能でした。これらの交通網は、村の発展に重要な役割を果たしました。

参考文献

大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。
角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 12 千葉県』、角川書店、1984年 ISBN 4040011201
日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180

関連項目

千葉県の廃止市町村一覧

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