寺田町 (八王子市)

東京都八王子市寺田町

寺田町は、東京都八王子市の南西部に位置する、住居表示未実施の単独町名です。かつては横山村の一部でしたが、都市開発により大きく変貌を遂げました。

地理

寺田町は、八王子市の南西部に位置し、町域の西と南は町田市相原町、東は大船町、北は椚田町と館町に隣接しています。地区内には湯殿川の支流である寺田川が流れ、その周辺には旧来の集落が点在します。しかし、旧住宅・都市整備公団が開発した「グリーンヒル寺田」団地が整備されたことで、風景は大きく変化しました。この団地は、現代的な住宅地として、この地域の景観を大きく特徴づけています。

地価

住宅地としての地価は、2014年1月1日の公示地価によると、寺田町259番5の地点で1平方メートルあたり11万4000円となっています。これは、周辺地域と比較しても、一定の評価を受けていることを示唆しています。

歴史

沿革

寺田町の歴史は、明治時代に遡ります。

1889年（明治22年）4月1日：町村制の施行により、神奈川県南多摩郡の散田村、下長房村、下椚田村、館村、寺田村、大船村が合併し、横山村が成立。寺田村は横山村大字寺田となりました。
1955年（昭和30年）4月1日：横山村が八王子市に編入され、横山村大字寺田は八王子市大字寺田となりました。
1956年（昭和31年）10月1日：町名変更により、八王子市大字寺田は八王子市寺田町となりました。
1980年（昭和55年）：グリーンヒル寺田団地の入居が開始され、地域の姿が大きく変わりました。
2004年（平成16年）：寺田小学校と稲荷山小学校が統合され、緑が丘小学校となりました。これにより、地域の教育環境も変化しました。

世帯数と人口

2017年12月31日現在の世帯数と人口は以下の通りです。人口は1992年の7,967人をピークに、20%以上減少しており、高齢化や人口減少が進んでいることが伺えます。具体的な数値は参考文献をご参照ください。

学区

市立小・中学校に通う場合の学区は、以下の通りとなっています。具体的な学校名は、八王子市の教育委員会などの公式情報を参照してください。

交通

鉄道

寺田町内には鉄道は通っていません。最寄りの駅からのアクセスは、後述の路線バスを利用することになります。

路線バス

寺田町内には、京王電鉄バスと京王バスが運行しており、八王子駅南口、西八王子駅南口、めじろ台駅、八王子みなみ野駅、高尾駅南口などの主要駅とを結んでいます。

京王電鉄バス
八王子駅南口・西八王子駅南口・めじろ台駅〜椚田〜グリーンヒル寺田・法政大学
京王バス
八王子駅南口～山田駅～中寺田～法政大学
八王子みなみ野駅 - 宇津貫公園 - 下大船 - 下寺田 - グリーンヒル寺田
高尾駅南口 - 狭間駅 - 東京高専前 - 椚田 - グリーンヒル寺田
寺田東 - グリーンヒル寺田 - ゆりのき台 - 明神橋 - 上館 - 医療センター
これらのバス路線は、地域住民の重要な交通手段となっています。

道路

寺田町内には以下の主要な道路が通っています。

めじろ台グリーンヒル通り：片側2車線の高規格道路で、法政大学多摩キャンパスへのアクセスを向上させています。
国道20号八王子南バイパス：寺田地内北部を通過する計画で、一部区間が暫定開通しています。これにより、地域内の交通の流れが改善されることが期待されています。
東京都道506号八王子城山線：寺田地内北東部を通過し、大船町を経て、町田方面へ連絡しています。これらの道路は、寺田町と周辺地域を結ぶ重要な役割を担っています。

施設

寺田町内には、地域住民の生活を支える様々な施設があります。

八王子市立緑が丘小学校：地域の子供たちの教育を担っています。
高尾警察署寺田団地駐在所：地域の安全を守っています。
八王子グリーンヒル寺田郵便局：郵便や金融サービスを提供しています。
東京秋田霊園：地域住民の葬祭に関連する施設です。
グリーンヒル寺田住宅：地域の中核となる住宅団地です。
グリーンヒル幼稚園、白百合寺田保育園：地域の子供たちの保育・教育を担っています。
京王バス高尾営業所：路線バスの運行拠点となっています。

関連項目

寺田町

脚注

参考文献
Web八王子事典

この記事は、寺田町の地理、歴史、交通、施設などを詳細に解説しました。寺田町は、団地開発により大きく変化しましたが、地域の歴史や文化も受け継いでいます。今後の発展が期待される地域の一つです。

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