小山栄美

小山栄美

小山栄美（こやま てるみ、1970年1月3日 - ）は、神奈川県出身の囲碁棋士。日本棋院に所属し、加藤正夫名誉王座門下で七段。

経歴

5歳で囲碁を覚え、アマチュア女流強豪の母が経営する碁会所で腕を磨く。大森泰志、鈴木伊佐男とは碁会所仲間だった。

1985年に日本棋院院生となり、1987年に入段。1989年に二段、1992年に三段と昇段を重ねる。1990年には女流[[本因坊戦]]挑戦者決定戦に進出。

1993年、上智大学文学部社会学科を卒業。同年6月には小山竜吾四段（当時）と結婚。

1996年、女流名人戦で加藤朋子に挑戦し、2-1で勝利して初のタイトルを獲得。その後、同タイトルを3連覇。同年、日中スーパー囲碁に先鋒として出場し、五段に昇段。11月には初子を出産し、棋道賞女流賞を受賞。

1997年、NEC俊英戦で加藤充志、山田規三生らを破り決勝に進出。決勝では楊嘉源に敗れ準優勝となるも、女流棋戦以外で初の女流棋士による決勝進出として注目を集めた。

1999年11月に小山滿鶴に改名。2002年に小山栄美に再度改名。同年、第1回正官庄杯女流選手権に出場。

2005年、女流名人戦で優勝。2006年には通算300勝を達成。

2008年、第1回ワールドマインドスポーツゲームズ女子団体戦に日本代表として出場し、銅メダルを獲得。2009年六段。

2023年には七段に昇段。テイケイグループ杯女流レジェンド戦で準優勝。

タイトル歴

女流名人戦：4期（1996-1998年、2005年）

その他の棋歴

日中スーパー囲碁：1997年 0-1 （×豊雲）
正官庄杯世界女子囲碁最強戦：2006年 0-1 （×朴鋕恩）
ワールドマインドスポーツゲームズ：2008年 女子団体戦3位
NEC俊英囲碁トーナメント戦：準優勝（1997年）
テイケイグループ杯女流レジェンド戦：準優勝（2023年）

家族

夫は小山竜吾七段、実子は小山空也七段、義父は小山鎮男八段。

外部リンク

日本棋院の小山 栄美 紹介ページ
ソフィア会碁鷲会

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