小山田緑地

小山田緑地

小山田緑地は、東京都町田市にある都立公園で、1990年6月1日に開園しました。総面積約146万8000平方メートルのうち、約44万4364平方メートルが開園しており、広大な敷地を誇ります。しかし、東京国際カントリー倶楽部ゴルフ場によって分断されているため、本園、梅木窪分園、大久保分園、山中分園の4つの区域に分かれているのが特徴です。

各区域の紹介

本園

本園には、軟式野球場や運動広場（小山田の牧）、みはらし広場などがあります。みはらし広場からは、丹沢山系や富士山を望むことができ、「関東の富士見百景」にも選ばれています。その他、ゲートボール場や、小山田の谷、溜池、上池、下池、小山田の池など、自然豊かな景観が楽しめます。

梅木窪分園

梅木窪分園には、アサザ池、うさぎ谷、吊り橋などがあります。アサザ池では、絶滅危惧種であるアサザが移植されており、貴重な植物を観察できます。

大久保分園

大久保分園には、トンボ池があり、トンボをはじめとした水生生物の観察が楽しめます。

山中分園

山中分園には、「よこやまの道」と呼ばれる散策路があり、自然の中をゆっくりと歩くことができます。

生物

小山田緑地では、様々な動植物が生息しています。植物では、絶滅危惧II類に指定されているトキホコリや、準絶滅危惧に指定されているタコノアシが自生しています。また、梅木窪分園のアサザ池にはアサザが移植されています。鳥類では、ルリビタキ、ジョウビタキ、カワセミなどが観察できます。その他、イチリンソウ、エノキ、クヌギ、コナラ、シラカシ、モウソウチク、カントウタンポポ、ススキなど、多様な植物が見られます。

アクセス

小山田緑地は入園無料で、駐車場も完備されています。各区域へのアクセスは以下の通りです。

本園・梅木窪分園
多摩センター駅より、多43・多45系統バス「扇橋」下車、徒歩15分
町田バスセンターより、町27系統バス「大泉寺」下車、徒歩10分

大久保分園
唐木田駅東より、検証運行路線バス「大善倶楽部」下車、徒歩5分（平日のみ）
町田バスセンターより、町27系統バス「大泉寺」下車、徒歩10分

山中分園
唐木田駅より徒歩10分
永山駅・多摩センター駅・唐木田駅より、多摩市ミニバス東西線「大妻学院」下車、徒歩5分
多摩センター駅より、多43・多45系統バス「福祉センター」下車、徒歩5分

その他

小山田緑地は、自然観察や散策、スポーツなどを楽しむことができる、都民の憩いの場となっています。また、隣接する大戸緑地や小山内裏公園も合わせて訪れることで、より豊かな自然を満喫できます。

関連情報

大戸緑地：町田市内の都立公園（緑地公園）
小山内裏公園：町田市内の都立公園（総合公園）

外部リンク

小山田緑地｜公園へ行こう！ - 東京都公園協会
都立小山田緑地 (@ParksOyamada) - X（旧Twitter）
都立小山田緑地 - 町田市観光ガイド

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