小山内裏公園

小山内裏公園（おやまだいりこうえん）

小山内裏公園は、東京都町田市と八王子市に位置する都立公園です。2004年7月1日に開園し、多摩ニュータウンの西部に広がる459,211平方メートルの広大な敷地を有しています。

公園の概要

公園の大部分は自然保護を目的としたサンクチュアリとなっており、立ち入りは制限されています。しかし、その中には貴重な植物であるホシザクラをはじめ、様々な動植物が生息し、大田川の源流となる大田切池、戦車道路の跡である尾根緑道、古道である津久井往還（鮎道）など、豊かな自然と歴史を感じられる場所が点在しています。

特に尾根緑道は、第二次世界大戦中に戦車のテストや操縦訓練のために造られた道路を整備したもので、現在はジョギングコースとして多くの人に利用されています。この道は、戦後、多摩ニュータウンの開発のために土砂を運ぶ道路として利用された後、緑地として開放されました。また、公園の地下には、多摩ニュータウン通りの小山内裏トンネルが通っています。

施設

公園内には、以下の様な施設があり、多様な楽しみ方ができます。

パークセンター（管理所）
水辺の広場
多目的広場
草地広場
西展望広場
東展望広場
南広場
里山広場
芝生広場
大田切池
内裏池
バーベキュー広場
わんわんふれあい広場（ドッグラン）
水田

環境

小山内裏公園では、以下のような様々な植物を見ることができます。

アオイスミレ、アキノタムラソウ、アセビ、アンズ、ウグイスカグラ、ウバユリ、ウメ、エゴノキ、オオイヌノフグリ、オオカンザクラ、オカトラノオ、カタクリ、カワズザクラ、カントウタンポポ、カンツバキ、キブシ、クリスマスローズ、クロモジ、コウヤボウキ、サザンカ、シラヤマギク、シラカシ、シュンラン、シロバナタンポポ、スイセン、タチツボスミレ、ヂンチョウゲ、ツバキ、ナギナタコウジュ、ナノハナ、ネムノキ、ハナダイコン、ヒイラギナンテン、ヒメオドリコソウ、ヒュウガミズキ、ホシザクラ、ホトケノザ、ミツマタ、ミミガタテンナンショウ、ムラサキカタバミ、モミジイチゴ、ヤクシソウ、ヤマザクラ、ヤマハッカ、ヤブツバキ、ヤブレガサ、ユキヤナギ、リョウブ、レンギョウ、ワレモコウ

アクセス

公園は常時開園しており、入園料は無料です。公園が広いため、入口によってアクセス方法が異なります。

多摩境口：京王相模原線多摩境駅東口（A1出口）より徒歩5分
南大沢口：京王相模原線南大沢駅よりバスで南大沢五丁目循環に乗り「南大沢学園前バス停」で下車

関連情報

尾根緑道：公園内を通る、戦車道路跡の遊歩道
東京都道158号小山乞田線 (小山内裏トンネル)：公園地下を通る道路トンネル

外部リンク

小山内裏公園｜公園へ行こう! - 東京都公園協会
都立小山内裏公園 (@ParksOyamadairi) - X（旧Twitter）
* 都立小山内裏公園 - 町田市観光ガイド

まとめ

小山内裏公園は、豊かな自然と歴史的な背景を持つ魅力的な公園です。散策やジョギング、バーベキューなど、様々なアクティビティを楽しむことができ、都心に近いながらも自然を満喫できる貴重な場所と言えるでしょう。

もう一度検索