小島駅

小島駅（おしまえき）

小島駅は、徳島県美馬市穴吹町三島にある、四国旅客鉄道（JR四国）徳島線の駅です。駅番号はB17。
徳島線の中で最も乗降人員が少ない駅ですが、その歴史と周辺の風景は訪れる人々を魅了します。

歴史

小島駅は、1914年（大正3年）3月25日に開業しました。
地域の足として長年親しまれてきましたが、時代の流れとともに変化を遂げてきました。

1914年（大正3年）3月25日：開業。
1970年（昭和45年）6月1日：貨物取扱廃止。
1972年（昭和47年）10月1日：荷物扱い廃止。無人駅となる。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により四国旅客鉄道が承継。
2020年（令和2年）12月頃：簡易委託を解除。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅です。
阿波池田方面に向かって右側に、ホームから少し離れた場所に瓦葺き木造の駅舎が残っています。
ホームへは跨線橋で連絡しています。

かつては簡易委託駅として乗車券が販売されていましたが、現在は無人駅となっています。

のりば

路線名	方面	行先

-	-	---
徳島線	上り	穴吹・徳島方面
徳島線	下り	阿波池田・阿南方面

駅周辺

駅周辺には、以下の施設や道路があります。

徳島県道157号小島停車場線
国道192号
徳島県道106号穴吹塩江線
小島橋

短編映画『小島駅』

旧国鉄時代、有人駅だった頃の小島駅を追った短編映画『小島駅』（カラー8mm・約10分）が、1973年に個人の手によって製作されました。

当時、徳島線（旧称「徳島本線」）では、少なくとも当駅を挟む区間において通票閉塞が施行されており、小島駅は上下行き違い可能駅として、閉塞を取り扱う駅員が配置されていました。

映画には、有人駅時代のタブレット授受や隣接駅との閉塞取り扱い、窓口での切符販売の様子が記録されています。
現在では姿を消した腕木式信号機の様子も映し出されており、鉄道ファンにとっては貴重な映像資料となっています。

映画の中では、合理化計画を報じた当時の新聞記事や、国鉄四国総局による停留所化の通知も紹介されています。
また、映画冒頭には、小島地区で行われていた秋祭りの様子も収録されています。

この短編映画は、現在、科学映像館（NPO法人・科学映像館を支える会）のウェブサイトで無料公開されています。

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）

■徳島線
■普通
穴吹駅 (B16) - 小島駅 (B17) - 貞光駅 (B18)

脚注

注釈

出典

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

小島駅 時刻表 (PDF)

もう一度検索