小幡インターチェンジ

小幡インターチェンジ (Obata Interchange)

小幡インターチェンジは、愛知県名古屋市守山区緑ヶ丘に位置する名古屋第二環状自動車道（名二環）のインターチェンジです。名古屋IC・名古屋南JCT方面への出入りを提供するハーフインターチェンジとして機能しています。

概要

このインターチェンジは、名古屋ICおよび名古屋南JCT方面への入口と、同方面からの出口のみを備えています。清洲JCTや名古屋西JCT方面へ向かう、またはこれらの方面から流出することはできません。そのため、これらの方面へのアクセスには、隣接する松河戸インターチェンジを利用する必要があります。小幡インターチェンジは、大森インターチェンジと同様に、道路が半地下構造となっている区間に位置しています。

計画段階から、主要地方道である名古屋多治見線との接続が考慮されており、このインターチェンジの設置場所の選定理由の一つとなっています。

歴史

インターチェンジ付近の土地は、元々陸上自衛隊守山駐屯地の宿舎と自動車教習所がありました。名古屋環状2号線の建設計画に伴い、宿舎は敷地内で代替建築されることになりましたが、教習所は小牧市大草への移転が決定されました。しかし、移転先の用地取得に時間がかかり、1993年12月の勝川IC - 名古屋IC間の延伸時に同時開業することができず、4か月遅れての開業となりました。自治体からは本線の早期開通が求められていたため、全てのインターチェンジを同時に供用できないことについては、特に問題視されませんでした。

1994年3月30日15時にインターチェンジが開通し、同時に愛知県道15号名古屋多治見線とインターチェンジを結ぶ国道302号の200m区間も供用が開始されました。開業前は、竜泉寺インターチェンジという仮称で呼ばれていました。

年表

1993年（平成5年）12月3日：東名阪自動車道勝川IC - 名古屋IC間が開通。この時点では、小幡インターチェンジの開設は見送られました。
1994年（平成6年）3月30日：小幡インターチェンジが供用開始。
2011年（平成23年）3月20日：所属路線の名称が名古屋第二環状自動車道（名二環）に変更。

周辺情報

小幡インターチェンジの周辺には、以下の施設や観光地があります。

小幡緑地（西園・本園）
松洞山龍泉寺（尾張四観音の一つ）
陸上自衛隊守山駐屯地
名古屋ガイドウェイバスガイドウェイバス志段味線（ゆとりーとライン）白沢渓谷駅

接続道路

直接接続：国道302号
間接接続：愛知県道15号名古屋多治見線

料金所

料金所のトールゲートは、国道302号と住宅街に挟まれた場所に位置しています。当初は1ゲートの計画でしたが、後に2ゲート方式に変更されたため、スペースの制約から前後に分離された配置となっています。前方レーンがETC専用、後方レーンが一般用です。レーンの運用は、時間帯やメンテナンスの状況によって変更される場合があります。

入口

レーン数：2
ETC：1
一般：1

隣接するインターチェンジ

C2 名古屋第二環状自動車道

(8) 大森IC - (9) 小幡IC - (10) 松河戸IC

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