小林克良

小林克良 - 音響監督のキャリアと作品リスト

小林克良氏は、日本のアニメ業界で長年活躍するベテランの音響監督です。1958年11月20日生まれ。AUDIO PLANNING Uに入社し、浦上靖夫氏に師事してキャリアをスタートさせました。同社時代には、横山正和氏と多く共同作業を行いました。

その後、2002年10月に独立し、トリニティサウンドを設立。代表として会社を率いて多くの作品に携わってきましたが、近年は経営を弟子である窪園摩理子氏に委ね、自身は音響総監督（アドバイザー）として活動の場を移しています。

豊富な実績：多様なアニメ作品への参加

小林克良氏の参加作品は実に多岐に渡ります。1980年代後半から現在まで、数多くのテレビアニメ、OVA、劇場アニメ、そしてラジオドラマに携わってきました。代表的な作品としては以下のものがあげられます。

テレビアニメ

初期の作品には、『プロゴルファー猿』（浦上靖夫氏、大熊昭氏と交代で担当）、『ビリ犬』シリーズ、『シティーハンター』シリーズ（浦上靖夫氏と共同）、『おぼっちゃまくん』などがあります。1990年代には、『ママは小学4年生』（浦上靖夫氏と共同）、『疾風！アイアンリーガー』、『行け！稲中卓球部』、『名探偵コナン』（初期シリーズを担当）、『カウボーイビバップ』、『星界』シリーズ、『銀魂』シリーズなど、人気作品への参加が目立ちます。2000年代以降も、『黒執事』シリーズ、『宇宙兄弟』、『けものおと。』など、話題作への参加が続いています。近年では、音響監修として『銀魂』シリーズに携わっています。

OVA

OVA作品では、『宇宙家族カールビンソン』、『けろけろけろっぴ』シリーズ、『ハローキティ』シリーズ、『装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端』、『スレイヤーズ』シリーズ、『レイアース』（浦上靖夫氏と共同）、など多数の作品に参加しています。

劇場アニメ

劇場アニメでは、『名探偵コナン』シリーズ、『スレイヤーズ』シリーズ、『カウボーイビバップ 天国の扉』、『劇場版 銀魂』シリーズ、『劇場版 黒執事 Book of the Atlantic』など、多くの劇場作品にも携わってきました。

ラジオドラマ

ラジオドラマにおいても、『新機動戦記ガンダムW BLIND TARGET』（浦上靖夫氏と共同）、『トリニティ・ブラッド Rage Against the Moons』など、数多くの作品に携わっています。

小林克良氏の貢献

小林克良氏は、長年に渡り、日本のアニメーション業界に多大な貢献を果たしてきました。数多くの作品で音響監督、音響効果、そして音響監修として活躍し、作品の世界観を豊かに彩る音響デザインを手がけてきました。その功績は、日本のアニメーション史に刻まれるべきものと言えるでしょう。数々の名作に携わり、日本のアニメーション文化の発展に貢献した彼の功績は高く評価されています。弟子に会社を継承し、自身はアドバイザーとして後進の育成にも力を注いでいます。小林克良氏の今後の活躍にも期待が高まります。

もう一度検索