小林昭男について
小林昭男(こばやし あきお)は、
1935年4月26日生まれの日本の
俳優兼
テレビ番組ディレクターで、
新潟県新井市(現在の妙高市)出身です。家族には
三浦雄一郎が
いとこであり、様々な趣味を持つ多彩な人物です。
スキーや
ゴルフを始め、
自動車のA級ライセンスや
野球、
釣り、
ボウリング、
射撃、
フリーダイビング、
ビリヤード、麻雀、
カメラ、
料理、
海外旅行といった広範なアクティビティにも親しんでいます。特に草
野球では1972年に「東京ライタース」というチームでスイッチヒッターとしてプレイしていたという記録があります。私生活では双子の娘がいる父親でもあります。
学歴とキャリア
新潟県立新井高等学校を卒業後、小林は
日活俳優学校及び
大映養成所で演技を学び、その後
水島道太郎に師事しました。彼のテレビデビューは、日本テレビのドラマ『
ダイヤル110番』に登場したことで始まります。当初は
俳優としての活動に重点を置いていましたが、次第にテレビ
ディレクターとしてのキャリアも築いていきました。特に『
11PM』(日本テレビ)や『歌のグランドヒットショー』(NET)などのプログラムで
ディレクター業を行い、『
11PM』では
釣りや
ゴルフガイド、新車紹介などに顔出し出演して人気を集めました。
小林が「悪役」としての認知を得た背景には、『
11PM』での取材中の場面があります。ある
釣りの取材の際に、バックグラウンドで荷物を運んでいる最中に、不機嫌に見えたことから視聴者たちに「
釣りは楽しいのに面白くない態度をとっている」という印象を植え付けられ、その結果、悪役として人気を得る契機となったと本人が語っています。1984年には『
11PM』を降板し、その後はイベント会社「ビッグワールド」の営業職にも関わりを持ちました。
出演作品
小林昭男はそのキャリアの中で、テレビドラマや映画、Vシネマ、CMなど多岐にわたる作品に参与しています。特にテレビシリーズにおいては、以下のような作品が挙げられます:
- 第1部: ブラックスター団員
- 第2部: 三郎
- 刑事編(1979年) - 森田雄作
- 教師編 第2シリーズ(1981年) - 松之助
映画では、以下のような作品が挙げられます:
- - 激動の1750日(1990年)
- - 民暴の帝王(1993年)
- - 修羅の群れ(2002年)
- - 梶原三兄弟激動昭和史 すてごろ(2003年)
また、Vシネマにも出演し、CMでは1980年にAXE河合防塵眼鏡「
スキーゴーグル850/860シリーズ」に登場しています。
小林昭男は、
俳優としての多才な活動に加え、テレビ
ディレクターとしても成功を収め、幅広い視野でエンターテインメントの世界に貢献してきました。現在も多方面での活躍が期待される人物といえるでしょう。