小津町 (八王子市)

小津町（おつまち）

小津町は、東京都八王子市の北西部に位置する、住居表示未実施の単独町名です。郵便番号は192-0155で、恩方郵便局の管轄下にあります。

地理

八王子市の北西部、かつての恩方村の一角を占める小津町は、そのほぼ全域が山間部で構成されています。そのため、市内でも人口が少ない地域の一つです。小津川沿いの谷間を市道が走り、その沿線に集落が点在しています。町の南は上恩方町、東は下恩方町、北は美山町、西はあきる野市戸倉と隣接しており、あきる野市方面へ抜ける道路は林道で、市境の峠は入山峠と呼ばれています。

歴史

沿革

1889年（明治22年）4月1日、町村制の施行により、神奈川県南多摩郡に属していた下恩方村、上恩方村、西寺方村、小津村が合併し、恩方村が成立しました。この時、小津村は恩方村の大字小津となりました。

1893年（明治26年）4月1日には、南多摩郡が東京府へ移管されました。1943年（昭和18年）7月1日には、東京都制の施行により南多摩郡は東京都の管轄下となりました。

1955年（昭和30年）4月1日、恩方村が八王子市に編入され、恩方村大字小津は八王子市大字小津となりました。さらに、1956年（昭和31年）10月1日には、町名変更により八王子市大字小津が小津町となりました。

世帯数と人口

2017年（平成29年）12月31日現在の世帯数と人口に関する詳細なデータは、ここでは割愛します。

小・中学校の学区

小津町内の児童が市立小・中学校に通う場合の学区については、関連情報を参照ください。

交通

鉄道

小津町内には鉄道は通っていません。最寄りの駅は、後述の路線バスが接続するJR中央本線の西八王子駅となります。

道路

小津町の東端には首都圏中央連絡自動車道（圏央道）が通過しており、東に隣接する下恩方町には八王子西インターチェンジがあります。一般国道や都道は町内を通過していません。

路線バス

かつては、西東京バス恩方営業所が担当する路線バスが町内の小津町バス停まで乗り入れていました。以前は京王[[八王子駅]]やJR八王子駅北口からの直通系統「陣12」が運行されていましたが、2006年9月の市内西部地区の路線バス網再編により廃止されました。その後、繊維団地（一部は恩方車庫）を発着する「恩01」「恩02」系統が代替路線として運行されましたが、利用客の減少により、2009年12月29日をもって廃止となりました。

その後、2010年からは地域循環貸切バス「モリアオガエル号」が運行されていました。ワゴン車を使用し、1乗車50円（後に100円）で、平日のみ4往復という形で、恩方車庫・恩方ターミナルから元木・小田野地区の商業施設や医療施設などを巡回していました。小津町内は自由乗降方式で、町内北端の佐々木釣堀付近や西端の小津坂入口まで延長されました。「モリアオガエル号」は当初町会員のみが利用可能でしたが、後に町会員以外も利用可能なコミュニティバスに転換されました。しかし、こちらも利用実績の低迷から2022年4月1日に廃止されました。

現在、小津町内の公共交通維持のため、西東京バスによる「うえ03」系統が西八王子駅から小津町まで平日3往復運行されています。これは、既存の「うえ01」系統の一部を小津町まで延伸したものです。終点の小津町以外はバス停が設置されておらず、自由乗降方式となっています。また、元木小学校に通う児童の通学手段を確保するために、貸切タクシーが「モリアオガエル号」の代替として運行されています。

施設

小津町会館

町内には、地域住民のための施設として小津町会館があります。

関連項目

小津町

脚注

関連する脚注は、ここでは割愛します。

参考文献

Web八王子事典

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