小繋駅

小繋駅（こつなぎえき）

小繋駅は、岩手県二戸郡一戸町小繋字西田子に位置する、IGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線の駅です。路線の駅の中では最も利用者の少ない駅として知られています。

歴史

小繋駅は、明治時代に給水所としてその歴史をスタートさせました。以下に、その変遷をまとめます。

1904年（明治37年）12月31日：日本鉄道の小繋給水所として開業。
1906年（明治39年）11月1日：日本鉄道が国有化され、官設鉄道の小繋給水給炭所となる。
1909年（明治42年）9月21日：小繋駅に昇格。
1962年（昭和37年）10月1日：貨物扱いが廃止。
1982年（昭和57年）2月1日：駅員無配置駅となり、簡易委託化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅となる。
1992年（平成4年）：簡易委託が中止され、無人化。
2002年（平成14年）12月1日：東北新幹線八戸延伸に伴い、JR東日本より分離されたIGRいわて銀河鉄道の駅となる。委託駅として有人化。
2005年（平成17年）：当駅に置かれた「命のノート」を題材にした板倉真琴監督の映画「待合室」の舞台となる。
2009年（平成21年）3月14日：再度無人化。駅舎内での乗車券発売を中止し、駅外委託に変更。
2017年（平成29年）4月1日：駅外委託を中止。完全無人化。

駅構造

単式ホーム2面2線を有する地上駅です。かつて存在した中線（2番線）のレールは撤去されました。ホーム間は跨線橋で連絡しています。

現在は二戸駅が管理する無人駅であり、2009年までは駅舎内で乗車券が発売されていましたが、その後は駅前の「里やま市場」で日中時間帯に委託販売されていました。しかし、こちらも2017年3月31日をもって終了しました。

のりば

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1	■いわて銀河鉄道線	盛岡方面
3	■いわて銀河鉄道線	目時方面

利用状況

IGRいわて銀河鉄道によると、2023年度（令和5年度）の1日平均乗降人員は5人です。これは、IGRいわて銀河鉄道線の駅の中では最も低い数値です。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

国道4号
小繋簡易郵便局
立花酒店（映画「待合室」の舞台）
小繋児童館
里やま市場
岩手県北バス「小繋駅前」停留所

隣の駅

IGRいわて銀河鉄道

■いわて銀河鉄道線

奥中山高原駅 - 小繋駅 - 小鳥谷駅

脚注

IGRいわて銀河鉄道 小繋駅

関連項目

日本の鉄道駅一覧

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