少年少女囲碁大会

少年少女囲碁大会

少年少女囲碁大会は、小学生・中学生を対象とした、囲碁の日本一を決める大会です。小学生の部と中学生の部があり、各都道府県の予選を勝ち抜いた代表選手が、全国大会でその腕を競います。1980年から開催されており、各部門の優勝者はそれぞれ「小学生名人」「中学生名人」と呼ばれることもあります。第27回からは「文部科学大臣杯少年少女囲碁大会」という名称で開催されています。

大会の概要

小中学生が参加しやすいように、大会は夏休み期間中に開催されます。
全国大会の会場は、東京都千代田区にある日本棋院の本院です。決勝戦は第14回大会から、日本棋院の特別対局室である「幽玄の間」で行われるようになり、プロ棋士による大盤解説も実施されます。大会の模様はNHK教育テレビジョン（Eテレ）で「決定！こども囲碁名人」という番組名で放送されます（NHK杯テレビ囲碁トーナメントの枠で録画放送）。

過去の大会では、高尾紳路、山下敬吾、井山裕太、坂井秀至など、後にプロ棋士として活躍する多くの人材が輩出されており、まさにプロ棋士への登竜門と呼べる大会です。また、好成績を収めた選手は、ワイズアカデミー杯に選抜されるという特典もあります。

大会の方式

過去の大会では方式の変更が行われています。

第1回から第25回までは、各都道府県の代表選手によるトーナメント戦でした。
第26回大会からは、代表選手を16のブロックに分け、予選リーグを行い、各ブロック1位の選手が決勝トーナメントに進出するという方式に変更されました。
第42回大会では、予選リーグは8ブロックとなり、各ブロックの1位と2位が決勝トーナメントで対戦する方式が採用されました。

ベスト8に入賞した選手は表彰されます。

持ち時間は、予選リーグでは40分で時間切れ負け、本戦トーナメントでは30分で、持ち時間を使い切ると1手10秒未満の秒読みとなります。

記録

最年少学年（小学校）：2年生（山下敬吾、井山裕太）
連覇
小学：2連覇 松本武久（12～13回）、井山裕太（18～19回）
中学：3連覇 坂井秀至（7～9回）、2連覇 森下裕介（16～17回）、日野大地（24～25回）、夏冰（28～29回）
小中学優勝
高野英樹（小学校3回、中学校4回・6回）
坂井秀至（小学校6回、中学校7～9回）
日野大地（小学校21回、中学校24～25回）
日野立誠（小学校24回、中学校27回）
夏冰（小学校26回、中学校28～29回）
北芝礼（小学校35回、中学校38回）
女子優勝者
石井茜（15回）
万波佳奈（16回）
向井千瑛（20回）
加藤千笑（34回）
兄弟姉妹優勝
山下直紀（小学校9回）、山下敬吾（小学校7回）
日野大地（小学校21回、中学校24～25回）、日野立誠（小学校24回、中学校27回）

主催

主催：日本棋院
後援：NHK、文部科学省、毎日新聞社、文化庁
特別協賛：大成建設
協賛：ANA、ロッテ、日本標準、日能研、競輪公益 資金、競輪の補助事業、Google
協力：伊藤園

関連項目

囲碁のアマチュア棋戦
小学生将棋名人戦

外部リンク

日本棋院「第43回少年少女囲碁大会」

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