山内町 (横浜市)

山内町（やまのうちちょう）

山内町は、神奈川県横浜市神奈川区に存在する、丁目の設定がない単独の町名です。住居表示は実施されていません。この地域は、横浜港に面した臨海部に位置し、その大部分を横浜市中央卸売市場本場が占めています。

地理

山内町の面積は0.142平方キロメートルで、住民は居住していません。町域は、横浜市中央卸売市場本場と、ウォーターフロント開発が進むコットンハーバー地区の南側が含まれています。また、コットンハーバー地区の中央部に位置する橋本町と隣接しており、コットン大橋で結ばれていますが、現在、この橋は歩行者の通行が禁止されているため、徒歩での移動には迂回が必要です。一方、みなとみらい地区へは、歩行者も通行可能なみなとみらい橋が架かっています。

歴史

山内町の歴史は、1906年（明治39年）に山内侯爵家の願い出による埋め立てによって始まりました。町名は、この山内家の姓に由来します。その後、1931年（昭和6年）には横浜市中央卸売市場が開場し、町の発展に大きな影響を与えました。また、1934年（昭和9年）には貨物駅である山内町駅が開業しましたが、1982年（昭和57年）に廃止されています。市電や市営バスの路線も開通し、交通の便も向上しましたが、市電は1966年（昭和41年）に廃止され、市営バスの路線も変遷を経て現在に至ります。

• - 1906年（明治39年）4月10日 - 山内侯爵家の埋め立てにより山内町が新設。
• - 1931年（昭和6年）2月11日 - 横浜市中央卸売市場が開場。
• - 1934年（昭和9年）6月15日 - 貨物駅の山内町駅が開業。
• - 1943年（昭和18年）1[[2月1日]] - 山内町1丁目、2丁目が中区に編入。
• - 1944年（昭和19年）2月1日 - 山内町1丁目、2丁目が表高島町に合併。
• - 1944年（昭和19年）1[[2月1日]] - 山内町駅が横浜市場駅に改称。
• - 1949年（昭和24年）3月15日 - 市電7系統が中央市場に乗り入れ開始。
• - 1952年（昭和27年）5月26日 - 市営バス35系統横浜駅 - 中央市場 - 神奈川通四丁目 - 東神奈川駅線を開設。
• - 1956年（昭和31年）頃：市営バス35系統 (旧) を廃止
• - 1966年（昭和41年）7月31日 - 市電中央市場線神奈川会館前 - 中央市場間を廃止。
• - 1967年（昭和42年）10月16日 - 市営バス48系統横浜駅前 - 中央市場間を開設。
• - 1982年（昭和57年）11月15日 - 横浜市場駅が廃止。
• - 2006年（平成18年）7月15日 - 山内ふ頭周辺の土地区画整理事業に伴い、橋本町との境界を変更。
• - 2008年（平成20年）1[[2月1日]] - 臨港幹線道路（コットン大橋）開通に伴い、48系統横浜駅 - 中央市場運行便をコットンハーバーへ延伸し朝・日中に運行。
• - 2009年（平成21年）6月1日 - 48系統横浜駅 - 中央市場 - コットンハーバー線を夜間にも運行開始。
• - 2013年（平成25年）3月30日 - 夜間の数便を除き48系統循環路線化、平日朝に東神奈川駅発着便が新設。

事業所

山内町には、経済センサスによると複数の事業所が存在します。ただし、具体的な事業者数や従業員数の詳細な変遷については、公的な資料を参照する必要があります。

交通

山内町内には、横浜市営バス48系統が運行しており、中央市場前停留所が利用できます。鉄道駅は存在しません。

山内埠頭

山内町には、港湾施設である山内埠頭があります。

その他

郵便番号は221-0054で、管轄の集配局は神奈川郵便局です。警察の管轄区域については、詳細な情報を確認する必要があります。

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