山口県護国神社

山口縣護國神社は、山口県山口市平野に位置する、明治維新以降の国難に殉じた戦没者を祀る神社です。

祭神

この神社では、吉田松陰、久坂玄瑞、来島又兵衛、大村益次郎、高杉晋作、月性といった、山口県に関わりの深い歴史的な人物を含む、多くの戦没者が祀られています。第二次世界大戦後には、山口県出身の殉職自衛官も合祀され、護国の英霊として尊崇されています。

歴史

山口県における護国神社の起源は、1903年（明治36年）に設立された防長靖献会に遡ります。当初は、現在の陸上自衛隊山口駐屯地訓練場にあたる桜畠練兵場で招魂祭が斎行されていました。その後、1939年（昭和14年）に山口県にも護国神社を創建する計画が具体化し、1941年（昭和16年）8月に現在の場所に社殿が竣工しました。同年、内務大臣から指定護国神社の指定を受け、靖国神社に祀られていた山口県出身の戦没者7159柱を合祀し、翌27日に鎮座祭が斎行されました。

所在地と交通

神社の所在地は、山口県山口市平野二丁目2番1号です。交通手段としては、JR山口線の山口駅から車で約10分です。

周辺情報

神社の周辺には、今八幡宮、常栄寺、豊榮神社・野田神社、山口市菜香亭、雲谷庵跡、瑠璃光寺、洞春寺、のむら美術館など、数多くの歴史的・文化的な名所があります。これらのスポットを巡ることで、より深く山口の歴史や文化に触れることができるでしょう。

山口縣護國神社は、山口県の歴史と深く結びついた、県民にとって重要な心の拠り所です。訪れる人々は、ここで平和への祈りを捧げ、国の為に命を捧げた英霊に感謝の念を抱きます。春には桜が咲き誇り、秋には紅葉が境内を彩るなど、四季折々の自然もまた、訪れる人々の心を癒します。

護国神社は、国家神道との関連や、戦争祈念施設としての側面も持ち合わせています。自衛官護国神社合祀事件など、歴史的な背景も考慮しながら、参拝することが重要です。

関連情報として、国家神道、戦争祈念施設、自衛官護国神社合祀事件などについて調べてみるのも良いでしょう。

神社の詳細な情報や最新情報については、山口縣護國神社の公式サイトをご確認ください。

もう一度検索