山崎平八郎

山崎平八郎の生涯と業績

山崎平八郎（やまざき へいはちろう）は、1911年12月16日に福岡県大川市に生まれ、1989年1月11日に77歳でこの世を去った日本の農林官僚及び政治家です。彼は自由民主党の衆議院議員を7期つとめ、勲一等瑞宝章を受章する等の業績を残しました。

家族背景と教育

山崎は、父・四郎の早逝によって幼少期から困難な環境で育ちました。子供のいなかった伯父・達之輔に養育され、その後の政治キャリアにも影響を与えました。また、叔父の達之輔はのちに立憲政友会に所属し、農林大臣や逓信大臣等を歴任し、自治大臣を務めた山崎巌も父方の叔父にあたります。このように、山崎家の中では政治家が多く活躍していました。

彼は旧制佐賀高等学校を卒業した後、1939年に九州帝国大学農学部農業工学科を卒業し、農林省に入省しました。この時期に培った知識と経験は、後の政治活動に大きく寄与しました。

政治家としての活動

山崎は、九州農政局長を経て、1969年に衆議院議員選挙に福岡3区から自民党の公認で出馬し、初当選を果たします。この年に当選した政治家には、小沢一郎、羽田孜、梶山静六、渡部恒三など、後に名を馳せる面々が含まれていました。その後、彼は連続7期当選を果たし、長い政治キャリアを築きます。

彼は、党内では福田派から安倍派に移行し、文部政務次官、農林政務次官、第2次中曽根内閣では国土庁長官に就任するなど、多彩な役職を歴任しました。これらの職務を通じて、農業政策や国土開発に貢献する施策を推進し、日本の農林業の発展に寄与しました。

最晩年と遺産

1989年1月11日、山崎は77歳でこの世を去ります。彼の死後、地盤は政策を引き継いだ古賀一成に受け継がれました。また、山崎は叙従三位に叙され、その功績は後世に語り継がれることとなります。彼の政治活動や農業政策の方向性は、長く日本の農林行政に影響を与え続けることになりました。

このように、山崎平八郎は、農林官僚としてのキャリアを経て政治家としても成功を収め、日本の農業界に多大な影響を与えた偉大な人物として、今なお歴史に名を刻んでいます。

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