山本一郎 (実業家)

山本一郎

山本一郎（1973年1月4日生まれ）は、東京都出身のブロガー、著作家、YouTuberとして知られています。彼は「切込隊長」の異名でも知られ、インターネットを中心に幅広い分野で活動しています。

経歴

慶應義塾中等部、慶應義塾高等学校を経て、1996年に慶應義塾大学法学部政治学科を卒業。国際電気に краткосрочно就職した後、調査業務に従事。2000年にはゲーム企画・制作会社「イレギュラーズアンドパートナーズ」を設立し、代表取締役に就任しました。

2ちゃんねるの運営法人を西村博之と共同で設立しましたが、2002年に2ちゃんねルへの関与を終えています。2003年には「Blog of the Yeah!」を受賞し、2004年には「アルファブロガー」に選出。2015年からは東北楽天ゴールデンイーグルスの二軍・三軍データ解析部門を担当し、2020年より次世代基盤政策研究所理事を務めています。

訴訟・事件

山本一郎は、過去に複数の訴訟を経験しています。エイベックス社長の松浦勝人からは名誉毀損で訴えられ、CTWからは著作人格権侵害で訴えられましたが、この裁判では山本一郎が勝訴しました。ドワンゴ創業者の川上量生からの名誉毀損訴訟でも勝訴。「社会通念上許される限度を超える侮辱行為であるとは認められない」として東京地裁が原告の請求を棄却しました。一方で、堀江貴文からの名誉毀損訴訟では敗訴しています。

ハンドルネーム

「切込隊長」というハンドルネームは、パソコン通信時代から使用しており、ニフティサーブでの活動時に「切込隊長＠山本一郎」として用いられました。この名前の由来は、草野球で一番打者を務めていたことに由来します。2011年8月には、ネット上での活動においてハンドルネーム「切込隊長」の使用を停止し、実名での活動に移行しました。

人物・私生活

山本一郎は保守主義者を自称していますが、安倍政権については「積極的に支持する気持ちにはなれない」と述べています。慶應義塾中等部時代からパソコンを始め、慶應高校時代にはバブル景気の影響もあり投資に関心を持ち、情報収集のためにパソコンを利用するようになりました。草の根BBSやパソコン通信を経て、インターネットでの活動を開始。2008年に結婚を報告し、妻との間に四人の子供がいます。

著書

『美人（ブス）投票入門』（オーエス出版、2004年）
『投資情報のカラクリ』（ソフトバンククリエイティブ、2004年）
『ニッポン経営者列伝 嗚呼、香ばしき人々』（扶桑社、2004年）
『けなす技術』（ソフトバンククリエイティブ、2005年）
『最強のSEO対策! HTMLがわからない人から ウェブデザイン上級者まで』（ソフトバンククリエイティブ、2005年） - 田村昌士との共著
『“俺様国家”中国の大経済』（文藝春秋〈文春新書〉、2005年）
『スカーレット・ソード』（ソフトバンククリエイティブ、2005年） - 伊藤龍太郎との共著
『情報革命バブルの崩壊』（文藝春秋〈文春新書〉、2008年）
『ネットビジネスの終わり』（PHP研究所〈voice select〉、2009年）
『明日の日本をつくる復興提言10所収』（アスキー新書、2011年） - 共著
『リーダーの値打ち』（アスキーメディアワークス〈アスキー新書〉、2011年）
『ネット右翼の矛盾 憂国が招く「亡国」』（宝島社〈宝島社新書〉、2013年） - 中川淳一郎、安田浩一との共著
『ニッポンの個人情報 「個人を特定する情報が個人情報である」と信じているすべての方へ』（翔泳社、2015年） - 鈴木正朝、高木浩光との共著

連載

やまもといちろうのとっておき時事放談（デイリーニュースオンライン）
やまもといちろう 無縫地帯 (Yahoo!ニュース)
個人投資家・作家 山本 一郎 (現代ビジネス)

出演

情報プレゼンター とくダネ!（フジテレビ） - 月曜コメンテーター（隔週で出演）

外部リンク

イレギュラーズアンドパートナーズ株式会社（※山本一郎の活動については、下部の「主な寄稿・執筆先」参照）

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