山本直也

山本直



山本直也(やまもと なおや、1963年8月13日 - )は、兵庫県加古川市出身のフリーアナウンサーであり、シャベールに所属しています。ラジオNIKKEI(旧日本短波放送)アナウンサーを経て、現在は競馬実況を中心に幅広く活躍しています。

略歴



関西大学文学部を卒業後、1988年に日本短波放送(ラジオたんぱ、現在のラジオNIKKEI)にアナウンサーとして入社しました。翌年の1989年には大阪支社へ転勤し、1991年からは看板番組である『中央競馬実況中継』の実況を担当するようになりました。1994年に本社へ異動。

2003年にラジオNIKKEIを退社し、フリーアナウンサーとしてのキャリアをスタートさせました。2007年には岩手県競馬組合が主催した「全国競馬場実況アナウンサーサミット」に中央競馬代表として白川次郎氏と共に参加し、水沢競馬場で行われたレースの実況を担当しました。2011年からはホッカイドウ競馬(門別競馬場)でも不定期に実況を担当しています。2021年6月22日には、14年ぶりに水沢競馬場で実況を行いました。

人物・エピソード



映画鑑賞、ドラマ鑑賞、公営競技観戦、散歩、読書と多趣味であり、大学時代には、数々のアナウンサーを輩出した「海賊放送研究会」に所属していました。アナウンサー試験には苦労したようで、大学4年次には複数社の試験を受けたものの全て不合格。就職留年して臨んだ5年次にラジオたんぱの試験に合格するまで、20社近くを受験したというエピソードがあります。

近年は中山グランドジャンプの実況を優先的に担当しており、障害競走の実況における「踏み切ってジャンプ!」のフレーズは、山本の代名詞となっています。2014年からは「踏み切ってジャンプぅ!Tシャツ」がラジオNIKKEIの公式グッズとして発売されるほどの人気を博しています。2024年には、千葉ロッテマリーンズの監督でありJRAの馬主でもある吉井理人氏が、同年の個人スローガンとして「踏み切ってジャンプ!」を掲げたことがきっかけとなり、ラジオNIKKEIで特別番組が放送され、山本と吉井監督の対談が実現しました。

現在担当中の主な番組



大橋照子のドキドキラジオ(インターネットラジオ) - 第4週担当(ニックネームは「山本菌」)。
中央競馬実況中継(ラジオNIKKEI)※大阪在籍時は第2放送のみ担当
先週の結果分析先週の結果分析2 ~Feel Positive(グリーンチャンネル) - メインキャスター

競馬実況歴



数々のGI、J・GI競走の実況を担当しています。

フェブラリーステークス
高松宮記念
大阪杯
中山グランドジャンプ
NHKマイルカップ
ヴィクトリアマイル
安田記念
スプリンターズステークス
天皇賞(秋)
JBCレディスクラシック
エリザベス女王杯
マイルチャンピオンシップ
ジャパンカップ
チャンピオンズカップ
阪神ジュベナイルフィリーズ
朝日杯3歳ステークス
中山大障害
有馬記念

ゲーム



競馬ゲームの実況も担当しています。

ROYAL ASCOT IIシリーズ(セガ)
GI WINNING SIRE(コナミ)
GI TURFWILDシリーズ(コナミ)
GI-HORSEPARKシリーズ(コナミ)
GI-Turf TV(コナミ)
GI-GranDesire(コナミ)
GI-VICTORY ROAD(コナミ)
GI-WorldClassic(コナミアミューズメント
ファイナルハロン(ナムコ)
DERBY OWNERS CLUB(セガ)
ダービー馬をつくろう!シリーズ(セガ)

過去の出演



ラジオ番組



大橋照子のテルネットイン
海原純子のラジオ診療室
21世紀の台湾と日本
テレボート24
シネマストリート
夕焼けチャンプルー
Hot!ほっと大阪
合格いっぽん道 サンデースペシャル
各種公営競技実況中継
家庭生活Q&A(ラジオ日本)

テレビ番組



競馬場の達人(グリーンチャンネル

テレビCM



キリンビール「キリン・ザ・ストロング」(実況アナウンサー役、声のみ)

ラジオNIKKEI時代から長年にわたり競馬実況に携わり、その独特の語り口と熱い実況で多くのファンを魅了し続けている、日本を代表する競馬アナウンサーの一人です。

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