山本聡哉

山本聡哉騎手：岩手競馬を代表する名手

山本聡哉騎手は、1988年1月30日、岩手県岩手郡葛巻町に生まれました。地方競馬の岩手県競馬組合・水沢競馬場所属で、佐藤浩一厩舎に所属しています。

彼の家族には、同じく地方競馬騎手の山本政聡（兄）と山本聡紀（弟）がおり、兄弟揃って競馬界で活躍するサラブレッド一家として知られています。山本聡哉騎手自身も、その卓越した騎乗技術と類まれな勝負強さで、岩手競馬を代表する騎手として名を馳せています。

華々しいキャリア

2005年3月31日、地方競馬騎手免許を取得。同年4月16日、水沢競馬場でのデビュー戦では3着という好成績を収めました。そして同年5月、20戦目にして初勝利を飾ります。その後も活躍は続き、2007年には全日本新人王争覇戦で優勝。2008年には地方通算100勝を達成し、2009年には中央競馬への初騎乗を果たしました。

2013年、念願の重賞初制覇をスーパーワシントンで飾ると、以後も数々の重賞競走で勝利を重ね、数々の名馬と共に数々の栄光を掴みました。

特に2019年には、岩手競馬のオフシーズンを利用して佐賀競馬場で期間限定騎乗を行い、JRA所属馬ヒラボクラターシュに騎乗。佐賀記念（JpnⅢ）を制覇し、自身と愛馬にとって初のダートグレード競走優勝という金字塔を打ち立てました。

2020年には佐々木竹見カップ ジョッキーズグランプリで総合優勝。そして2021年8月24日には、盛岡競馬で通算2000勝を達成。岩手競馬史上5人目、そして最速となる16年4ヶ月での達成という快挙を成し遂げました。

2023年には一時、怪我により長期欠場を余儀なくされましたが、10月には見事復帰。そして2024年5月20日、地方通算2500勝という偉業を達成しました。これは岩手競馬史上4人目となる快挙です。

数々の名馬との出会い

山本聡哉騎手は、数々の名馬に騎乗し、共に勝利を掴んできました。主な騎乗馬には、スーパーワシントン（早池峰賞）、テンショウリバイヴ（イーハトーブマイル）、ヒカルジョディー（絆カップ）など、岩手競馬を彩る名馬が多数挙げられます。これら名馬との数々のエピソードは、彼の華麗な騎乗技術と深い馬との絆を物語っています。

期間限定騎乗

岩手競馬のオフシーズンには、佐賀競馬場、高知競馬場、笠松競馬場、南関東公営競馬など、日本各地の競馬場で期間限定騎乗を行い、幅広い経験を積んできました。これらの経験は、彼の騎乗技術の向上に大きく貢献していることは間違いありません。

今後の活躍に期待

山本聡哉騎手は、地方競馬界を代表するトップジョッキーとして、これからも数々の勝利を目指し、走り続けるでしょう。彼の今後の活躍に、大きな期待が寄せられています。

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