山田国太郎

山田国太郎の生涯

山田国太郎（やまだ くにたろう）は、1894年5月13日に愛知県で生まれ、1984年6月13日に他界した大日本帝国陸軍の軍人です。彼は最終的に陸軍中将に昇進し、戦前から戦中にかけて数々の指揮官職を歴任しました。特に彼の軍歴は多岐にわたり、陸軍大学校での優れた成績や重要な戦局における役割が顕著です。

学歴・初期の経歴

山田は愛知県の山田与左右衛門の長男として誕生し、1915年に陸軍士官学校を第27期として卒業しました。士官学校卒業後は、同年の12月に陸軍歩兵少尉に任官し、将来のキャリアに向けての第一歩を踏み出しました。そして1928年には、陸軍大学校の第40期を優等で修了し、その優秀な成績で注目されました。

陸軍でのキャリア

1934年からは陸軍大学校の教官と研究部主事としての職務を開始し、その後1937年に陸軍歩兵大佐に昇進しました。同年の夏には、支那事変が勃発する中で第2軍情報課長を務め、その後に陸軍省兵務局での様々な役職を経て1940年には陸軍少将に昇格しました。

1941年、大東亜戦争が始まると、山田は第1戦車団長となり、戦局における重要な役割を担いました。その後、戦車第2旅団長に任命され、1943年には泰国駐屯軍参謀長としての職に就き、陸軍中将に進級します。1944年には第48師団長となり、ティモール島の警備を指揮しました。

戦後と公職追放

1945年の終戦後、山田は1947年に公職追放の仮指定を受けます。この出来事は彼の軍人としてのキャリアに一区切りをつけることとなりましたが、彼の多くの功績は戦後の日本の軍事史に残されました。

栄典と受賞歴

山田国太郎は、その軍歴の中で幾つかの栄典を受けており、特に1943年12月10日にはタイ王国より王冠第一等勲章を授与されました。この勲章は、彼が国際的な軍事関係にも寄与し、評価されたことを示しています。

結論

山田国太郎の経歴は、日本の軍事史において重要な位置を占めています。彼のキャリアからは、軍人としての訓練と指導力、そして大戦における彼の役割がうかがえます。彼が残した足跡は、今後も多くの人々に研究され続けることでしょう。

もう一度検索