岐南町役場(ぎなんちょうやくば)は、
岐阜県羽島郡に位置する
地方公共団体の出先機関です。この役場は、地域の行政を担う重要な施設であり、住民に対してさまざまなサービスを提供しています。
歴史と施設の概要
岐南町役場の歴史は
1956年(
昭和31年)に遡ります。当初、
岐南町が発足した際には、旧
八剣村の役場を本庁舎として利用し、旧
上羽栗村の役場は上羽栗支所として位置づけられていました。この状況は
1970年(
昭和45年)に変化し、新たに2代目の庁舎が建設されることとなりました。新庁舎の起工式は7月1日に行われ、翌年の
1971年(
昭和46年)2月11日には竣工式も執り行われました。この新しい建物は鉄筋コンクリート造の3階建てで、延床面積は3,434㎡という広さを持ち、上羽栗支所はその後廃止されました。
そして
2015年(平成27年)には、さらに3代目庁舎が完成しました。この新しい庁舎も2代目と同じ敷地内に建てられ、中央公民館や母子健康センターなども同時に新設され、役場と関連する施設が一体化した設計となっています。高層棟には役場が入っており、低層棟には中央公民館や健康相談センターが併設されています。特に高層棟は5階建てで、延床面積は約5,000㎡に達します。また、低層棟の屋根はユニークな曲線を描き、周囲の風景と調和したデザインが特徴です。これにより、役場周辺はより快適で利用しやすい空間になっています。
業務時間と取り扱い業務
岐南町役場の業務は、
月曜日から
金曜日まで行われています。具体的には、朝の8時30分から夕方の17時15分までの時間に開庁しており、
土曜日や
日曜日、祝日、
年末年始は休業します。
役場内では、さまざまな業務が取り扱われています。5階には議場や議会事務局が設けられ、4階には土木課や上下水道課が所在します。3階には総合政策課、財政課、総務課が配置されており、2階には生涯教育課、経済環境課、税務課があり、1階には住民課、保険年金課、福祉課、健康推進課、交通アクセスまで市民が重要なサービスを受けられるように設計されています。
交通アクセス
岐南町役場へのアクセスは非常に便利です。
名鉄名古屋本線の
岐南駅からは徒歩で約18分、
名鉄各務原線の
細畑駅からは約20分の距離があります。また、岐阜バス松籟加納線の「
岐南町役場前」バス停からは徒歩1分という立地です。さらに、
岐阜駅や名鉄
岐阜駅からは「岐南営業所行き」のバスを利用することができ、
岐南町のコミュニティバスも「
岐南町役場」バス停が設置されており、非常に便利な場所に位置しています。
このように、
岐南町役場はアクセスの良さ、近代的な施設設計、そして多様なサービスを提供することで、地域住民に重要な役割を果たしています。