岡山県道394号大篠津山停車場線

岡山県道394号大篠津山停車場線

岡山県道394号大篠津山停車場線（おかやまけんどう394ごう おおささつやまていしゃじょうせん）は、岡山県津山市内を東西に横断する一般県道の一つです。この路線は、津山市の西部に位置する大篠地区を起点とし、市の中心部にあるJR西日本の津山駅へと連絡する役割を担っています。地域の生活道路としてはもちろん、市内の主要施設を結ぶアクセス路としても利用されており、その総延長は約7.7キロメートルに及びます。

路線の概要

この県道の起点は、津山市大篠にある岡山県道345号上横野兼田線との交差点です。路線はここから主に東方向へ向かって進み、最終的には津山市大谷に位置する津山駅前交差点で終点となります。この終点地点は、国道53号、国道179号、国道429号の3つの国道が重複して指定されている区間上にあたります。路線全体の長さを示す総延長は7.7キロメートルですが、他の路線と重複していない単独の区間を示す実延長は7.3キロメートルとなっています。

沿革

本路線は、1970年（昭和45年）4月1日に岡山県によって正式に県道として認定されました。この認定は、同日に公布された岡山県告示第254号によって行われています。その後、1972年（昭和47年）に岡山県内で県道番号の体系が見直された際に、現在の「394号」という整理番号が付与され、今日に至っています。

重複する区間

岡山県道394号大篠津山停車場線は、その経路の一部において他の道路と重複しています。

津山市籾保の区間では、津山広域農道と重複しています。
津山市林田（はいだ）から津山市船頭町にある船頭交差点までの区間は、岡山県道452号小原船頭線と重複しています。
津山市船頭町にある船頭交差点から終点である津山市大谷の津山駅前交差点までの区間は、国道53号、国道179号、国道429号という複数の国道と重複しています。

主な道路施設

路線上には、河川などを渡るいくつかの橋梁があります。

大内橋：津山市勝部にて後川に架かる橋です。
沼11号橋
城北橋：津山市林田と津山市山北の間で宮川に架かる橋です。
御北橋：津山市山北と津山市北町の間で御北川に架かる橋です。
今津屋橋：津山市船頭町と津山市横山の間で吉井川に架かる橋で、長さは134メートルです。この橋は国道53号との重複区間に位置しています。

地理と沿線施設

この県道が通過するのは、岡山県津山市のみです。路線の沿線やその周辺には、津山市を代表する施設や公共機関、教育機関などが多数点在しており、地域の生活や活動の中心地を結ぶ役割を担っています。

沿線にある主な施設・地点は以下の通りです。

総合スポーツセンター
衆楽園
津山市立中道中学校
津山警察署
岡山県立津山東高等学校
岡山県美作高等学校
鶴山公園（津山城跡）
津山市役所
岡山県立津山中学校・高等学校
岡山県立津山商業高等学校
岡山県立津山工業高等学校
岡山県美作県民局
津山科学教育博物館
津山郷土博物館
アルネ津山
吉井川
* JR西日本姫新線・津山線 津山駅

特に、終点である津山駅周辺は津山市の中心市街地にあたり、商業施設や公共施設が集中しています。この県道は、郊外にあたる起点付近から市街地へと人々や物資を運び、地域の動脈としての機能を有しています。また、沿線には歴史的な名所である鶴山公園や衆楽園もあり、観光ルートとしても利用されることがあります。これらの多様な役割を果たす、津山市にとって重要な一般県道です。

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