岡田遼

岡田遼：知性と情熱を兼ね備えた総合格闘家

岡田遼（おかだ りょう）は、1989年4月10日生まれ、千葉県出身の男性総合格闘家です。THE BLACKBELT JAPANに所属し、元修斗世界バンタム級王者という輝かしい実績を持っています。格闘家としての活動だけでなく、千葉大学教育学部スポーツ科学課程を卒業後、同大学院修士課程を修了しており、高い知性も兼ね備えています。

サッカー少年から総合格闘家へ

小中高時代はサッカーに打ち込んでいた岡田。しかし、PRIDEで五味隆典と川尻達也の試合をテレビで観戦したことがきっかけで、総合格闘技に強い憧れを抱くようになります。大学1年時にパラエストラ千葉で格闘技を始め、その才能を開花させていきました。

アマチュア時代から数々の実績を残し、2010年には関東アマチュア修斗フレッシュマントーナメントフェザー級で優勝。2012年には東北アマチュア修斗選手権ライト級優勝、そして全日本アマチュア修斗選手権ライト級でも優勝を果たし、プロへの道を切り開きました。

プロ修斗での活躍

2013年6月8日、プロ修斗デビュー戦で金物屋の秀と対戦し、引き分け。同年10月の新人王トーナメント一回戦では加納亮佑からリアネイキッドチョークで一本勝ちを収めますが、決勝では竹中大地に判定で敗れ、準優勝となりました。

2016年11月12日には、修斗環太平洋バンタム級王座決定戦で石橋佳大と対戦。スリーパーホールドによる一本負けを喫し、王座獲得はなりませんでした。しかし、2019年1月27日、修斗環太平洋バンタム級タイトルマッチで王者の祖根寿麻に挑戦し、見事1RKO勝ち。悲願の王座獲得に成功しました。

その後、安藤達也とのタイトルマッチでドロー防衛を果たし、2020年には倉本一真との修斗世界バンタム級暫定王座決定戦を制して暫定王座を獲得。同年、正規王者の王座返上により、第11代修斗世界バンタム級王者に認定されました。2021年3月20日には、大塚隆史とのタイトルマッチで判定勝ちを収め、王座防衛に成功しています。

RIZIN参戦と新たな挑戦

2021年、RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメントへの参戦を表明し、新たな舞台へ挑戦。RIZIN.28で元谷友貴と対戦するも、判定で敗れました。2022年には、安藤達也との修斗世界バンタム級チャンピオンシップでTKO負けを喫し、王座防衛に失敗。2023年には、中島太一との試合で判定負けを喫しています。

人柄と活動

試合後のマイクパフォーマンスで「修斗を愛しているから！」と叫ぶのが恒例となっており、その熱い修斗愛は多くのファンを魅了しています。また、千葉県船橋市でパーソナルジム「DIVAS船橋」を経営しており、格闘技の普及にも力を入れています。

座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。

獲得タイトル

第19回全日本アマチュア修斗選手権ライト級(-65kg) 優勝（2012年）
第8代修斗環太平洋バンタム級王座（2019年）
* 第11代修斗世界バンタム級王座（2020年）

岡田遼は、これからもその情熱と知性を武器に、総合格闘技界でさらなる活躍を見せてくれることでしょう。

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