岩久茂

岩久茂の音楽人生

岩久茂（いわく しげる）は1949年12月1日生まれの日本の作曲家および歌手で、岐阜県恵那市で生まれました。彼は1971年から1973年までの間、青い三角定規というグループのメンバーとして活動し、音楽界に独自の足跡を残しました。さらに2008年にはこのグループが再結成され、再び注目を浴びることとなります。

青い三角定規の結成と成功

岩久は1971年に西口久美子、高田真理とともに青い三角定規を結成しました。このグループは、甘いメロディと心地よいハーモニーで多くのファンを魅了しました。1972年に発表された楽曲『太陽がくれた季節』は大ヒットし、グループの名を一躍有名にしました。この楽曲は、1972年度の『第14回日本レコード大賞』で新人賞を受賞し、さらに『第23回NHK紅白歌合戦』にも出場するなど、彼らの活動を後押ししました。

しかし、彼らの活動は1973年に一旦の区切りを迎え、青い三角定規は解散を余儀なくされました。この時期、岩久の音楽キャリアは新たな方向へと向かいます。

多岐にわたる楽曲提供

岩久は青い三角定規の活動以外にも、多くのアーティストに楽曲を提供し、その才能を発揮しました。1978年には由紀さおりに『ガラスの日々』や『よわむし』を提供し、同年の林寛子へは『季節風』を作曲しました。また、都はるみには『しあわせ岬』、浜月あきらには『こんにちはさようなら』といった楽曲を提供し、多彩な音楽スタイルで支持を集めました。

特に印象的なのは、1979年の石野真子による「お嫁にもらって下さいませんか」、さらに中山恵美子に提供した「グラビアの海」や「アキラメちゃった」も、いずれも彼の独自のセンスが光る作品です。これらの楽曲は、音楽界における岩久の存在感を証明したものと言えるでしょう。

生活と結婚

私生活では、岩久は1979年に女優の秋吉久美子と結婚しましたが、1989年には離婚という道を選びました。このように、彼の音楽活動と私生活は、時として交錯しながら進展していきました。

再結成とその後

青い三角定規は2008年に再結成され、ファンの間で再び話題となりました。復活によって、彼らの楽曲は新たな世代に愛されることになり、岩久の音楽の魅力は今なお色褪せることはありません。彼は、時代を超えて人々に感動を与え続けるアーティストとして、音楽の世界にその名を刻んでいます。

最後に

岩久茂の音楽人生は、彼自身の創意工夫と情熱によって彩られています。青い三角定規の成功や、様々なアーティストへの楽曲提供を通じて、彼は日本の音楽界でかけがえのない存在となりました。これからも彼の音楽が多くの人々に感動を与え続けることを願います。

もう一度検索