島田金谷バイパス

島田金谷バイパスについて

島田金谷バイパスは、静岡県の島田市と掛川市を結ぶ国道1号の一部で、1982年に本線に昇格しました。この道路は、特に新大井川橋を含む区間が長年にわたり交通渋滞の問題を抱えています。

概要

この記事では、島田金谷バイパスの起点、終点、延長、車線数などの基本情報を紹介します。

• - 起点: 静岡県島田市野田（野田IC）
• - 終点: 静岡県掛川市佐夜鹿（小夜の中山トンネル西側）
• - 延長: 10.4 km
• - 車線数: 4車線（現在は暫定的に2車線）
• - 設計速度: 80 km/h
• - 通行料金: 無料

歩行者や自転車は通行できませんが、50cc以下の原付の通行は許可されています。興味深い点は、信号がまったく存在しないため、流れはスムーズですが、朝夕の通勤時間帯には新大井川橋付近で混雑が発生します。特に、大代ICから日坂バイパスの日坂ICの区間は、降雨量が250mmを超えると通行止めとなります。

渋滞と改善策

島田金谷バイパスは、静岡県内でも利用頻度の高い道路でありながら、慢性的な渋滞が発生する点が問題です。特に、新大井川橋の周辺では、交通量が多く、事故が多発しています。2004年には一部区間が4車線化されましたが、その後は無理な割り込みによる事故で上り線の車線数が減少した経緯があります。

また、国道1号の他のバイパス（掛川バイパス・藤枝バイパス）が無料化されて以降、総じて交通量が増加しており、特に金谷地区から島田市街へ向かう救急車の通行にも影響を及ぼしています。渋滞が発生すると緊急車両の通行も阻害されるため、より深刻な課題となっています。

これに対処するため、島田市及び静岡県の関係者は国土交通省へ拡幅事業の申請を行い、2012年には4車線化工事の着工が承認されました。この工事によって、事故や渋滞の発生率が減少し、通行が円滑になることが期待されています。

歴史

島田金谷バイパスの歴史は1966年度に始まります。その後、1971年から1972年にかけて工事が進められ、1994年には島田バイパスが国道指定を受けて本線に昇格しました。この間、さまざまな拡幅工事が行われ、地域の交通インフラとして重要性を高めてきました。2012年度には、全線の4車線化を目指す計画が実施されており、その一環として2025年にはさらに延長区間の4車線化も予定されています。

まとめ

島田金谷バイパスは、地域における重要な交通手段であり、今後の拡幅事業により渋滞解消が期待されています。新大井川橋付近の混雑は依然として厳しいものですが、今後の改善が求められています。

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