崇禅寺駅

崇禅寺駅について

崇禅寺駅（そうぜんじえき）は、大阪府大阪市東淀川区柴島一丁目に位置する阪急電鉄京都本線の駅です。この駅の駅番号はHK-62で、近隣には千里線の柴島駅があり、両駅は柴島浄水場を挟んで非常に近接しています。2021年時点では、駅の高架化工事が進行中です。

歴史

崇禅寺駅は1921年（大正10年）4月1日に北大阪電気鉄道の一部として開業しました。開業当初は、十三駅から豊津駅への路線の一局面だったのですが、1923年には新京阪鉄道に譲渡され、その後1930年には親会社との合併により京阪電気鉄道の一部となりました。1943年には阪神急行電鉄との合併があり、この合併を経て1973年に阪急電鉄に社名が変わりました。1982年にはダイヤ改正に伴い、朝ラッシュ時に準急の運転が開始され、崇禅寺駅も準急の停車駅となりましたが、2001年には準急が廃止されたことで、普通列車のみの停車駅となり、準急が再び運行される2007年以降も当駅には停車しませんでした。また、2013年には駅ナンバリングが導入され、利便性が向上しました。

駅構造

崇禅寺駅は相対式ホーム2面2線を有しています。分岐器と絶対信号機を持たないため、この駅は停留所として分類されています。以前は改札口が専用地下道内に1つ存在し、南北からアクセス可能でしたが、2016年には地下改札が廃止され、地上に新設された改札口からの出入りが行われるようになりました。現在、駅のホームは十三方面と京都方面に向けて、それぞれアクセスしやすい設計となっています。

利用状況

2023年度の平均通年乗降人員は5,489人で、阪急電鉄全線では82位という利用者数を示しています。特に東淀川区内では、他の駅に比べて乗降客数は少なく、京都本線内でも大山崎駅に次いで少ない駅に位置しています。

年次別利用状況

駅の利用状況は年ごとに異なります。特定の日の利用者数は大阪府統計年鑑や大阪市統計書を元に表示されています。

駅周辺

崇禅寺駅周辺は非常に便利な地域であり、より多くの交通手段を選択できる場所にあります。最寄りのバス停留所は駅北側の道路上にあり、ここからは大阪シティバスの11号系統が運行されています。この系統は東淀川区役所前行きで、地域住民に重要なアクセス手段となっています。

高架化工事

阪急京都本線と阪急千里線の連続立体交差事業が進められており、かつての平面交差を解消するための工事が行われています。この事業は2008年9月から始まり、2028年度末には高架切替が予定されています。新しい駅舎は3階建てで、現在の駅の直上に建設される予定です。改札やコンコースは2階に配置され、ホームは3階に設置される計画です。

隣の駅

阪急電鉄の京都本線では、崇禅寺駅の隣駅は南方駅（HK-61）で、淡路駅（HK-63）へと続きます。

このように、崇禅寺駅は長い歴史と進化する周辺環境を持つ、興味深い駅です。

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