川保麻弥

川保麻弥（かわほ まや）

埼玉県上尾市出身の元女子プロ野球選手、野球指導者。

プロフィール

出身地: 埼玉県上尾市
生年月日: 1984年4月6日
ポジション: 捕手
投打: 右投げ右打ち

経歴

プロ入り前

小学校2年生の頃、近所の少年野球コーチの勧めで野球を始める。小学校5年生から捕手に転向し、読売ジャイアンツのブルペン捕手を志す。上尾市立東中学校では軟式野球部に所属。埼玉栄高等学校に進学し、女子硬式野球部で坪内瞳とのバッテリーで活躍。高校時代には女子硬式野球日本代表に選出され、全国高等学校女子硬式野球選抜大会と全国高等学校女子硬式野球選手権大会で優勝を経験。日本体育大学に進学後、女子硬式野球チーム新波を発足。ヴィーナスリーグではベストナインに3度選出され、2007年秋には首位打者を獲得。同リーグの公式戦で通算本塁打とシーズン本塁打の最多記録を樹立。

大学卒業後の2008年から上尾市立大石中学校で体育教諭として勤務し、男子野球部の顧問を務める。2009年に日本女子プロ野球機構の第1回合同トライアウトに合格したことを機に、中学校を退職。同年12月のドラフト会議で、兵庫スイングスマイリーズへの加入が決定し、坪内と再びバッテリーを組むことになった。

プロ入り後

2010年、スイングスマイリーズの初代主将を務め、公式戦で最多打点および最高盗塁阻止率を記録。初代MVP（角谷賞）に選ばれる。2011年には、ケガの影響で前半戦は不振だったものの、後半から4番打者に定着。2年連続で最多打点・最高盗塁阻止率を記録し、チームもリーグ創設以来の4連覇を達成。同年から2年連続でベストナインに選出。

2012年シーズン終了後の球団再編により、イースト・アストライアへ移籍。2013年には、コーチ兼任の捕手としてチームの年間優勝に貢献。「選手以外で女子野球・女子プロ野球を盛り上げたい」という思いから、イースト・アストライアの年間優勝を最後に2013年10月に現役引退。

女子プロ野球での通算成績は、公式戦163試合に出場、打率.289、146安打、0本塁打、103打点、7盗塁。

現役引退後

現役引退後も女子野球に携わる意向を示し、2014年からイースト・アストライア（2015年より埼玉アストライア）の監督に就任。東地区優勝に導く。2016年から全球団を指導するリーグ指導者のチーフコーチを担当したが、シーズン途中に辞任。同年12月、女子硬式野球クラブチームの和歌山ファイティングバーズＮＡＮＡの監督に就任し、教職にも就いている。

プレースタイル

強肩強打の捕手として、チームを牽引した。特に盗塁阻止率の高さはリーグでもトップクラスで、相手の走塁を封じる能力に長けていた。

タイトル・表彰

最多打点: 2回（2010年、2011年）
最高盗塁阻止率: 2回（2010年、2011年）
年間MVP（角谷賞）: 1回（2010年）
ベストナイン: 3回（捕手部門：2011年、2012年、2013年）

記録

100安打：2012年5月26日
100打点：2013年9月28日

背番号

9 （2010年 - 2013年）
50 （2014年 - 2015年）

関連項目

女子野球
埼玉県出身の人物一覧
兵庫スイングスマイリーズ
京都アストドリームス
大阪ブレイビーハニーズ
坪内瞳

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