川内郵便局 (鹿児島県)

川内郵便局について

川内郵便局は、鹿児島県薩摩川内市西向田町に所在する、地域に根ざした郵便局です。この郵便局は、かつて集配普通郵便局として機能しており、地域における郵便業務の中核を担ってきました。現在は、日本郵便株式会社が運営しており、郵便、貯金、保険など、多岐にわたるサービスを提供しています。

歴史

川内郵便局の歴史は、明治時代初期にまで遡ります。

1872年（明治5年）8月4日: 隈之城村大字向田に、向田郵便取扱所として開設されました。これが、川内郵便局の始まりです。
1875年（明治8年）1月1日: 向田郵便局（五等）に昇格しました。
1879年（明治12年）: 為替の取り扱いを開始し、業務の幅を広げました。
1881年（明治14年）: 貯金業務も開始し、地域住民の生活に密着したサービスを提供し始めました。
1894年（明治27年）3月26日: 向田郵便電信局となり、郵便業務だけでなく、電信業務も担うようになりました。
1903年（明治36年）4月1日: 通信官署官制の施行に伴い、向田郵便局となりました。
1906年（明治39年）1月1日: 川内郵便局に改称し、現在の名称となりました。
1952年（昭和27年）: 川内駅との間の郵便物受渡が専用自動車化され、専用自動車郵便線路「川内局駅線」が開設されました。
1956年（昭和31年）10月11日: 電話通話と和文電報受付業務を開始し、通信インフラとしての役割を強化しました。
1986年（昭和61年）9月30日: 鹿児島本線を経由する鉄道郵便輸送（門司鹿児島西廻線）が廃止されました。
1991年（平成3年）10月1日: 外国通貨の両替および旅行小切手の売買に関する業務を開始し、国際的なサービスも提供するようになりました。
2007年（平成19年）10月1日: 民営化に伴い、郵便事業川内支店に一部業務が移管されました。
2012年（平成24年）10月1日: 日本郵便株式会社の発足に伴い、郵便事業川内支店が川内郵便局に統合され、一体的なサービス提供体制となりました。

提供サービス

川内郵便局では、以下のサービスを提供しています。

郵便サービス（郵便物、印紙、ゆうパック、内容証明など）
貯金サービス（貯金、為替、振替、振込、国際送金など）
金融サービス（外貨両替、トラベラーズチェック、国債、投資信託など）
保険サービス（生命保険、バイク自賠責保険）
ゆうちょ銀行ATM
薩摩川内市内の一部地域の集配業務
ゆうゆう窓口

周辺環境

川内郵便局は、薩摩川内市の中心部に位置しており、周辺には以下の施設があります。

薩摩川内市役所
北薩地域振興局
川内川

アクセス

川内郵便局へのアクセスは以下の通りです。

鉄道: JR鹿児島本線、肥薩おれんじ鉄道線 川内駅から徒歩約8分
バス: 南国交通バス、薩摩川内市コミュニティバス（くるくるバス） 川内郵便局前停留所下車
自動車: 南九州西回り自動車道（川内道路） 薩摩川内都ICから北へ約4km、国道3号沿い
駐車場: 15台分の駐車場あり

その他の川内郵便局

全国には、読み方は異なるものの、同じ「川内」という名前の郵便局が複数存在します。例えば、愛媛県東温市、徳島県徳島市、高知県吾川郡いの町、長崎県平戸市、福島県双葉郡川内村などにもあります。これらの郵便局はそれぞれ異なる地域で、地域住民の生活を支える重要な役割を果たしています。

外部リンク

川内郵便局 - 日本郵政グループ

川内郵便局は、長い歴史を持つ郵便局であり、地域住民の生活を支える重要な拠点です。今後も、その役割は変わることなく、地域社会に貢献していくでしょう。

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