川村ティナ

川村ティナ（かわむら ティナ、Martina Jackson）は、1971年8月16日生まれのアメリカ合衆国インディアナポリス出身のファッションモデル、女優、タレントです。

生い立ちとキャリアの始まり

アメリカ人の父親と日本人の母親を持つ日米のルーツを持ち、幼少期を日本で過ごしました。聖心インターナショナルスクールで学び、その後テンプル大学の英文学部を卒業しています。学生時代にその才能を見出され、芸能界に入るきっかけをつかみました。

女優としてのキャリアは、1982年8月10日に放送された日本テレビ系列の火曜サスペンス劇場『可愛い悪魔』（大林宣彦監督）への出演から始まり、川村ありす役を演じました。

モデル・タレントとしての飛躍

川村ティナの名前が広く知られるようになったのは、大橋巨泉さんと共演したハウス食品のラーメン「本中華」のCMです。このCMでのチャーミングな姿が視聴者の心をつかみ、人気を集めることとなりました。

モデルとしても活躍し、鎌倉書房の雑誌『ジュニアスタイル』や、後に扶桑社へ引き継がれる『Junie』では専属モデルを務め、多くの若者から支持を得ました。これらの雑誌での活動と並行して、三菱石油や資生堂「リセエンヌ」といった大手企業のCMにも出演し、モデルとしての確固たる地位を築きました。

多岐にわたる活動

テレビドラマの世界でも存在感を示し、TBS系列の『HOTEL』や、1996年にはテレビ朝日系列の特撮ドラマ『ビーファイターカブト』で白石エリカ役を演じるなど、女優としてのキャリアも積みました。

さらに活動の幅を広げ、情報番組ではアシスタントやレポーターとして、持ち前の明るさと語学力を活かしました。バラエティ番組にも数多く出演しており、NHK系列の『サイエンスアイ』、『BSマンガ夜話』、日本テレビ系列の『黒船MOCOMOCO』、フジテレビ系列の『グッドモーニングジャパン』などに出演。特にテレビ朝日系列の『くりぃむナントカ』では、「からいやつら」コーナーで2代目ケイティとして登場し、ユニークな一面も見せました。

私生活と現在の活動

2000年には、タレントでありDJパーソナリティでもあるジョージ・ウィリアムズさんと結婚しました。現在は二男一女の母親として、家庭を持ちながらも精力的に芸能活動を続けています。

これまでの所属事務所は、スペースクラフト、太田プロダクションを経て、現在は株式会社DOMOSに所属しています。モデル、女優、タレントとして、常に変化し続けるエンターテイメントの世界で活躍を続けている人物です。

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