川西駐屯地

陸上自衛隊川西駐屯地について

陸上自衛隊川西駐屯地は、兵庫県川西市久代に所在する陸上自衛隊の駐屯地です。この駐屯地には、自衛隊阪神病院をはじめとする様々な部隊や機関が駐屯しており、地域における自衛隊の活動拠点としての役割を担っています。

概要

川西駐屯地の司令は、自衛隊阪神病院長が兼務しています。駐屯地の近隣には長尾山演習場があり、自衛隊の訓練が行われています。また、駐屯地の北側には久代訓練場という名称の野外訓練場や、屋内射撃場、通信施設（久代送信所）、千僧自動車教習所練習コースなど、様々な訓練施設が設けられています。さらに、伊丹駐屯地や千僧駐屯地といった他の自衛隊施設も近接しており、この地域が自衛隊にとって重要な拠点であることがわかります。

沿革

川西駐屯地は1966年（昭和41年）2月21日に開設されました。当初は広島県福山駐屯地から移駐してきた陸上自衛隊福山地区病院が、陸上自衛隊阪神地区病院と名称を変更して駐屯を開始しました。その後、1988年（昭和63年）4月8日には、陸上自衛隊阪神地区病院が自衛隊阪神病院に改称されました。2005年（平成17年）には、豊中分屯地近郊にあった送信所が移転し、2002年（平成14年）3月27日には中部方面指揮所訓練支援隊が編成完結しました。2011年（平成23年）4月1日には、自衛隊阪神病院が保険医療機関となり、一般開放されました。

駐屯部隊・機関

川西駐屯地には、以下の部隊や機関が駐屯しています。

自衛隊阪神病院：陸上幕僚長を通じて指揮監督を受ける共同の機関であり、自衛隊員の医療を担う重要な施設です。また、一般の患者も受け入れています。
中部方面指揮所訓練支援隊：中部方面隊隷下の部隊であり、指揮所訓練の支援を担当しています。

最寄りの幹線交通

川西駐屯地は、交通アクセスにも恵まれています。

高速道路：中国自動車道の宝塚IC/BSが最寄りのインターチェンジ・バスストップです。
一般道：国道171号、国道176号、尼崎池田線が利用可能です。
鉄道：JR西日本福知山線の北伊丹駅や、阪急電鉄阪急宝塚本線の山本駅が最寄りの駅です。
港湾：神戸港、大阪港（共に指定特定重要港湾）、尼崎西宮芦屋港（重要港湾）が利用可能です。
* 飛行場：大阪国際空港（第一種空港）、神戸空港（第三種空港）、舞洲ヘリポート、神戸ヘリポートが近隣にあります。

まとめ

川西駐屯地は、自衛隊の医療活動や訓練支援を行う上で非常に重要な拠点です。また、周辺地域との連携も密接であり、地域社会への貢献も行っています。交通の便も良く、様々な面から自衛隊の活動を支えています。

外部リンク

陸上自衛隊 川西駐屯地

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