市原市立湿津小学校

市原市立湿津小学校について

市原市立湿津小学校は、千葉県市原市潤井戸に所在する公立小学校です。1874年に開校した横峰小学校、葉木小学校、古都辺小学校を前身とし、120年以上の歴史を持っています。

学校の概要

市原市の北東部、市津地区に位置しており、広大な通学区域を有することが特徴です。そのため、児童の多くが路線バスを利用して通学しています。かつては児童数の減少に悩まされた時期もありましたが、近年は、近隣の住宅開発の影響で児童数は増加傾向にあり、市内で最も児童が増加している小学校の一つです。2023年には開校120周年を迎えました。

沿革

学校教育法施行前

1874年（明治7年）に横峰小学校、葉木小学校、古都辺小学校の3校が開校。その後、これらの学校は再編され、徳潤尋常小学校、薫風尋常小学校、陶成尋常高等小学校となりました。1903年（明治36年）にこれらが合併し、湿津尋常高等小学校が誕生しました。1915年（大正4年）には新校舎が建設されましたが、1917年（大正6年）には台風により倒壊。再建には1920年（大正9年）まで時間を要しました。1941年（昭和16年）には国民学校令により湿津国民学校へと改称されました。

学校教育法施行後

1947年（昭和22年）の学校教育法施行により、湿津村立湿津小学校となりました。その後、市津村立湿津小学校、市津町立湿津小学校と名称が変わり、1963年（昭和38年）の市町村合併により現在の市原市立湿津小学校となりました。1982年（昭和57年）には過去最多の978名の児童数を記録しましたが、その後減少。2010年（平成22年）には230名まで減少しましたが、近年の住宅開発により再び増加傾向に転じ、現在では500名を超える児童が在籍しています。

年表

1874年（明治7年）：横峰小学校、葉木小学校、古都辺小学校が開校
1882年（明治15年）5月：古都辺小学校が陶成尋常小学校に改称
1891年（明治24年）4月：横峰小学校が徳潤尋常小学校に改称
1893年（明治26年）12月：葉木小学校が薫風尋常小学校に改称
1903年（明治36年）8月：湿津尋常高等小学校として開校
1915年（大正4年）6月1日：新校舎および小田部分教場が新築
1917年（大正6年）9月30日：台風により校舎が倒壊
1920年（大正9年）5月9日：倒壊校舎の再建完了
1929年（昭和4年）11月6日：校舎増築
1941年（昭和16年）4月1日：湿津村国民学校に改称
1947年（昭和22年）4月1日：湿津村立湿津小学校に改称
1955年（昭和30年）2月11日：市津村立湿津小学校に改称
1958年（昭和33年）8月20日：現在地に移転
1961年（昭和36年）4月1日：市津町立湿津小学校に改称、校歌制定
1963年（昭和38年）5月1日：市原市立湿津小学校に改称
1967年（昭和42年）9月20日：旧校舎取り壊し開始
1968年（昭和43年）3月30日：新校舎第1期工事完了
1968年（昭和43年）9月1日：小田部分校が本校に統合され廃校
2002年（平成14年）：創立100周年を記念し、校歌碑、旧校舎跡地に標柱を設置

校則、校章、校歌

校章や校歌は、地域に根ざした学校の象徴として、児童や地域住民に親しまれています。校歌は、杉田輝一氏が作詞、松平朗氏が作曲を手がけています。

施設

校内には、児童が学習に励むための校舎の他、体育館、運動場が整備されています。敷地面積の詳細は不明です。

併設施設

湿津小学校児童クラブ（学童保育）が併設されています。

規模

2022年（令和4年）4月1日時点では、児童数500名を超える規模となっています。

諸活動

児童会活動や部活動、年間行事などが活発に行われ、児童の豊かな成長を支えています。

通学区域

通学区域は以下の通りです。

久々津
潤井戸
下野
喜多
犬成
大作
滝口
勝間
葉木
小田部
荻作
神崎
うるいど南1 - 7丁目

通学区域内施設

市原市役所市津支所
市原市立市津公民館
市原市消防局市津消防署
市原市立湿津中学校
市原市立市津保育所
市津運動広場
帝京平成大学千葉キャンパス
潤井戸発電所
房総変電所
市津郵便局

中学校区

市原市立湿津中学校

隣接小学校区

市原市立市原小学校
市原市立白幡小学校
市原市立市西小学校
市原市立養老小学校
市原市立市東第一小学校
市原市立清水谷小学校
市原市立牧園小学校
長柄町立長柄小学校

アクセス

ちはら台駅から徒歩58分
小湊鐵道バス「喜多」バス停下車すぐ（喜02系統、塩03系統、浜03系統、茂22系統）

出身有名人

猫ひろし

脚注

詳細な情報については、参考文献をご参照ください。

関連項目

* 市原市の小学校一覧

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