帯那山

帯那山（おびなやま）

帯那山は、山梨県甲府市と山梨市の境界に位置し、奥秩父山地の南西部に属する標高1,422mの山です。山梨百名山および甲府名山の一つとして知られています。

概要

帯那山は、太良ヶ峠から帯那山、水ヶ森、乙女高原へと続く水ヶ森林道が整備されています。一帯には帯那山高原牧場（ハーベストリゾート構想地）やアヤメの群生地があり、特に6月頃には美しいアヤメの花が満開を迎えます。山頂付近には奥帯那三角点が設置されています。かつては積翠寺御料林の中に位置していました。甲府駅から向かう途中には、武田神社があります。

山頂付近には、1955年（昭和30年）前後に建設された警察庁無線中継所跡の局舎が残っており、現在は避難所や休憩所として活用されています。

歴史

奥秩父山地は甲府城下の背後に位置するため、江戸時代には帯那山から東の亀沢川流域に位置する12の村（現在の甲斐市）が、木材などの林産物や技術労働を提供することで、諸役免許などの特権を得る「杣（そま）」と呼ばれていました。帯那山の中腹にあたる山梨郡北山筋の上帯那村も、浅野氏時代に甲府城普請で杣御用を務めており、亀沢川の12の村と同様に、村々で特権を保証する文書を保管していました。

周辺の山

太良ヶ峠（太良峠、多羅が峠）
弓張峠
水ヶ森
古峠
八幡山

温泉

積翠寺温泉（新湯 要害温泉、古湯 古湯坊）

関連項目

奥秩父[[山塊]]
山梨百名山
甲府名山

外部リンク

国土地理院 地図閲覧システム 2万5千分1地形図名：甲府北部（北東）

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